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02-19(土)

「悪党」 薬丸岳


自らが犯した不祥事で職を追われた元警官の佐伯修一は、今は埼玉の探偵事務所に籍を置いている。決して繁盛しているとはいえない事務所に、ある老夫婦から人捜しの依頼が舞い込んだ。自分たちの息子を殺し、少年院を出て社会復帰しているはずの男を捜し出し、さらに、その男を赦すべきか、赦すべきでないのか、その判断材料を見つけて欲しいというのだ。この仕事に後ろ向きだった佐伯は、所長の命令で渋々調査を開始する。実は、佐伯自身も、かつて身内を殺された犯罪被害者遺族なのだった…。『天使のナイフ』で江戸川乱歩賞を受賞した著者が、犯罪者と犯罪被害者遺族の心の葛藤を正面から切り込んで描いた、衝撃と感動の傑作社会派ミステリ。


<感想> ★★★☆☆

本書は犯罪被害者遺族の葛藤を描き続ける薬丸岳さんの最新刊

です。 長編の多い薬丸作品ですが、この作品は連作短編形式に

なっています。 かなり読みやすい仕上がりになっていますが、そ

のぶん読みゴタエは薄まっているように感じてしまいました。 ただ、

薬丸さんが描き続けるテーマそのものはまったくぶれていません。 


愛するものが殺されてしまうという理不尽さと、その命を奪ったもの

(犯人)への憎しみ。 その立場に立たされないと感じることのできな

い苦悩を描く筆はいつもながら秀逸です。


ちょっと飛躍してしまいますが、薬丸さんの作品を読むと死刑問題な

どについても考えさせられます。 前段で申し上げたとおりに読みゴ

タエには若干の不満が残りますが、薬丸作品の入門書としてはおス

スメできる作品です。


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