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02-01(火)

「きいろいゾウ」 西加奈子


夫の名は武辜歩、妻の名は妻利愛子。お互いを「ムコさん」「ツマ」と呼び合う都会の若夫婦が、田舎にやってきたところから物語は始まる。背中に大きな鳥のタトゥーがある売れない小説家のムコは、周囲の生き物(犬、蜘蛛、鳥、花、木など)の声が聞こえてしまう過剰なエネルギーに溢れた明るいツマをやさしく見守っていた。夏から始まった二人の話は、ゆっくりと進んでいくが、ある冬の日、ムコはツマを残して東京へと向かう。それは、背中の大きな鳥に纏わるある出来事に導かれてのものだった―。

<感想> ★★★☆☆

本書は西加奈子さんの三作目にあたる作品です。 デビュー作の

『あおい』では独特のキレ味を、二作目の『さくら』は癒し系路線で

25万部のベストセラーとなりました。 


さて、その次作である本書はいい意味でも、そうでない意味におい

ても二作品をミックスしたような読み味になっています。 語り口は

軽くて読みやすい上に、関西弁を駆使した会話はなんとも味があ

ります。 


都会から田舎にやってきた不思議ちゃん夫婦の癒し系小説として

だけ読むとするなら格段に優れています。 ただ、たびたび物語が

深いところに入っていくので、そのバランスがうまく保たれていない

ように感じました。 おそらく西加奈子さんの本領は後者において

発揮されるように思うので、そこをもっと味わいたいと感じる読者に

とっては中途半端感が否めません。


しかし、読者が深読みしようという欲を出さず、素直に読めば感動で

きる一冊になりえます。


ちなみに、たびたび差し挟まれる「きいろいゾウ」の話は西加奈子さ

んのオリジナル。 こんな絵本も出ているようです。 


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