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01-22(土)

「黄色い虫」 由井りょう子


昭和23年、急逝した太宰治のピンチヒッターに立った船山馨は、準備期間のない新聞連載の執筆に心身とも消耗し、ヒロポンに溺れていった。やがて妻・春子も追うように中毒になり、なりふりかまわず借金を重ね薬物を買い漁った。同じ幻覚を見ながら、奇行を繰り返すふたり。懇意にしていた林芙美子の死をきっかけにヒロポンを断つが、馨の作家としての評価は地に堕ちた。しかし、春子は夫の復活を信じて、家族を守るために奔走する─薬物中毒、借金地獄、激動の時代を破天荒に生きた作家とその妻の壮絶な人生を描いたノンフィクション。


<感想> ★★★★☆

本書は船山馨と、その妻春子を描いたノンフィクションです。

と申し上げても大半の方は船山馨って?誰??状態だと思います。 

私も著書を読んだ記憶はありません。 詳しくはこちら


さて、本書の楽しみ方は二つあると思います。 まずは作家船山馨

の評伝としての側面です。 今では忘れられた作家となっている船

山馨ですが、エピソードや交友関係からその人物像を見事に浮き

上がらせています。 


そして、もうひとつは妻の春子を描く側面ですが、本書はそちらに

重きを置いています。 夫とともにヒロポン中毒になってしまうくだり

こそは悲壮感が漂っていますが、印税が途絶えて借金まみれにな

っても「そのうちお父さんはすごい傑作を書いてお金がたくさん入

ってくるようになるから大丈夫!」と周囲に喧伝する様子。 姑息な

手段で借金取りを追い返すエピソードなど、『ゲゲゲの女房』的なノ

リで楽しみながら読むことができました。 


加えて、もともと作家志望の編集者だった春子は直接執筆に関わ

ることさえないものの、常に夫婦で作品を創りあげるという想いが強

かったのではないかと感じました。 さらに言うなら夫の船山馨はそ

のあたりも理解していたようで、読んでいてほんわかした気分にさせ

られました。 


文學オタクの方。 夫婦の在り方についてお迷いの方。 あれっ!

夫婦でヒロポン(覚醒剤)中毒って・・・・・・という方におススメします。

ちなみに表紙の彫刻は、作品にも出てくる次男の船山滋生さんの

作品です。


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