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01-08(土)

「手」  山崎ナオコーラ




日本のロリコン文化を批評する、新しいファザコン小説がここに誕生。『人のセックスを笑うな』『カツラ美容室別室』の人気作家山崎ナオコーラがスタイリッシュな文体で綴る快作。表題作ほか3作を併録。



<感想> ★★★★☆

先日、書店で見かけた山崎ナオコーラさんの新刊に「無冠の帝王」

という帯がつけられていました。なかなか、巧いコピーですね。 


さて、本書は第140回芥川賞候補になった表題作のほか三篇が収

められた作品集です。 あらすじにはイロイロと書かれているわけ

ですが、表題作のキモはオッサンです。 主人公より年上の子供を

もつ大河内さんというオッサンのキャラが立っています。 


私もオッサンですが、大河内さんのオッサンにあるまじき言動は、

ありえねぇ~だろうと思いつつ笑ってしまいます。 一方でそれを

客観的に分析しつつも、突き放すことができない主人公。 そのあ

たりにファザコンの心理が投影されているのかなぁ~と思います。 


「今後において氏がなにも芥川賞にこだわることはないので

はないか、そのほうがより持ち味が生かされるのではないか

と感じさせる。」


というのは三度目のノミネートの際の宮本輝さんの選評ですが、

私もそのように感じます。 面白くて尚且つ巧い小説を書いてい

れば、読者がそれを支持します。  今回から6回もノミネートさ

れて授賞に至らなかった島田雅彦さんが選考委員に名を連ね

ましたが、それもアリだと思います。


「無冠の帝王」の今後が楽しみです。

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