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01-02(日)

「太陽のパスタ、豆のスープ」 宮下奈都



暗闇をさまよう明日羽に、叔母のロッカさんは“リスト”を作るよう勧める。溺れる者が掴むワラのごとき、「漂流者のリスト」だという。明日羽は岸辺にたどり着けるのか?そこで、何を見つけるのか?ささやかだけれど、確かにそこでキラキラと輝いている、大切なもの。読めば世界が色づきはじめる…“宮下マジック”にハマる人続出中。


<感想> ★★★☆☆

人間を40年以上続けているとすげぇ~落ち込んだりもすることもあ

るわけですが、おおむね美味しいものを食べると元気になります。 

それは高級素材を使った有名レストランの料理である必要はないよ

うに思います。  素朴だけどあたたかいもの・・・・・それを具体的

に言い当てているのが本書だと思います。


さて、本書が優れているのは結婚式直前に婚約を破棄されてしま

った主人公を描くリアルな筆です。 しばしば過剰な表現が好まれ

るシチュエーションですが、抜け出そうにも抜け出せない袋小路に

入り込んでしまった主人公の心理を淡々と描きながらも、悲しみの

本質のようなものはしっかり表現されています。 ふと耳にした音楽

が婚約者からの着信を知らせるメロディーと同じだと気がつく瞬間。 

あ~この感覚だよな・・・などとシミジミとしてしまいました。


ただ、気になったのは特異なキャラクターを持つ友人の存在です。 

作品のテーマを安きに流れないようにする工夫だとは思いますが、

普通の男友達の方が面白い展開になったのではないか?と角田

ファンの私は思ったりもしました。(笑)


ちなみに、物語のなかで出てくるパンの話ですが、私も中学生の時

国語の教科書で読みました。

サスペンスフルな展開と絶妙のオチが印象的で、授業もそれなりに

盛り上がっていた記憶があります。

「一切れのパン」F・ムンテヤーヌというルーマニアの作家の作品。 

しばらく絶版で読むことができませんでしたが、最近出た光村図書

の教科書掲載アンソロジーの中に収められています。↓




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Comment


 

Re:「太陽のパスタ、豆のスープ」 宮下奈都(01/02)

あけましておめでとうございます。

宮下奈津さん、ワタシの好きな(読みやすい)物語を書く作家さんです。
これはまだ読んでないので、読みたいです。。。

 

Re:「太陽のパスタ、豆のスープ」 宮下奈都(01/02)

明けましておめでとうございます。
今年も どうぞよろしくお願いいたします。
きたあかりさんのレビュー、今年も楽しみにしてますね。

宮下さん、今年も楽しみな作家さんです。
新作を図書館に予約中です。

 

MAKInyanさん

あけましておめでとうございます♪

>あけましておめでとうございます。

>宮下奈津さん、ワタシの好きな(読みやすい)物語を書く作家さんです。
>これはまだ読んでないので、読みたいです。。。

宮下奈津さんは昨年ブレイクした作家さんの一人だと思います。 長編も悪くないけど、この人が最も実力を発揮するのは短編だと思います。 今年はたくさん新刊が出ると思いますよ。

今年もよろしくお願いします。

 

kayokorinさん

あけましておめでとうございます♪

>明けましておめでとうございます。
>今年も どうぞよろしくお願いいたします。
>きたあかりさんのレビュー、今年も楽しみにしてますね。

こちらこそよろしくお願いします♪

>宮下さん、今年も楽しみな作家さんです。
>新作を図書館に予約中です。

『田舎の紳士服店のモデルの妻』かな?今月も『メロディ・フェア』という新刊が出るみたいですよ♪♪

 
 
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