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10-23(土)

「闇の底」 薬丸岳


子どもへの性犯罪が起きるたびに、かつて同様の罪を犯した前歴者が殺される。卑劣な犯行を、殺人で抑止しようとする処刑人・サンソン。犯人を追う埼玉県警の刑事・長瀬。そして、過去のある事件が二人を結びつけ、前代未聞の劇場型犯罪は新たなる局面を迎える。『天使のナイフ』著者が描く、欲望の闇の果て。


<感想> ★★★★★

薬丸岳さんの作品は三冊目になります。 そろそろハズレを掴まされる

のではないかと覚悟して読み始めましたが、この作品も大当たりでした。 

読みやすいけど軽薄なミステリーが多い中にあって薬丸さんは稀有な

存在なのではないか?などと感じ始めています。


さて、『天使のナイフ』では少年犯罪を、『虚夢』では刑法39条がテーマ

としてチョイスされていましたが、本書のテーマは子供への性犯罪。 そ

の事件の被害者遺族と加害者の関係性です。 


性犯罪の事件が起きるたびにサンソンと名乗る人物が、過去に同様の

罪を犯した者達が殺していきます。 その事件に関わることになる刑事

は性犯罪事件の犠牲になった遺族のひとりです。  ミステリーとしても

十分楽しめますが、性犯罪を憎むあまりにサンソンに肩入れしてしまう

そうになる刑事の内省を余すことなく描いています。 


着地点に関しては賛否両論があると思いますが、即ちそれはこのテー

マに対する著者の投げかけだと思います。 初期の宮部みゆきさんが

好んで書いていた社会派ミステリーがお好きな方におススメします。

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Comment


 

Re:「闇の底」 薬丸岳(10/23)

こんにちは。 薬丸岳さん、未読なのですがずっと気になっている作家さんです。
きたあかりさんのお墨付きが出たところで、そろそろわたしも読み時かも♪

 

kayokorinさん

こんにちはぁ~♪

>こんにちは。 薬丸岳さん、未読なのですがずっと気になっている作家さんです。
>きたあかりさんのお墨付きが出たところで、そろそろわたしも読み時かも♪

ちょっと重いけど、ぶれないテーマは読者に考えることの大切さを教えてくれますよ。 ホントおススメっす♪

 
 
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