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09-20(月)

「日本鉄道物語」 橋本克彦


鉄道に賭けた父子二代の熱き技術者魂を描く。草創期の蒸気機関車・磨墨からC53、D51を経て新幹線まで、島安次郎・秀雄の情熱は、燃えに燃えた。彼らが取り組んだ鉄道の仕事は、日本の近代技術史上の一大エポックとなった。外国の技術を日本の条件のなかへ移殖し、さらに発展させた父子のドラマを追う。


<感想> ★★★☆☆

本書は、明治初期から新幹線開業まで、二代にわたって鉄道に携わっ

た父子の姿を描くノンフィクションです。 


さて、突然ですが線路の幅って狭軌(1,067mm)広軌(1,435mm)の二

種類があるのはご存知でしたか? 現在、日本の鉄道のほとんどは一

部をのぞいて狭軌方式で運行されていますが、世界の大半は広軌方式

を採用しているようです。 国土の狭さとコストの点で狭軌方式を選択し

た日本ですが、速達性(スピード)と輸送性(乗車人員)の点において

軌方式
は圧倒的に劣り、欧米諸国の後塵を拝していました。 明治中

期から昭和初期に掛けて幾度か広軌方式への転換が叫ばれますが、

その中心にいたのが鉄道技術者の島安次郎です。 

国会でも審議されますが、さまざまな思惑のなか立ち消えになってしま

います。 島安次郎は鉄道院(国鉄)を去り、失意のうち昭和21年に生

涯を閉じます。


昭和33年。 かつて島安次郎が計画した広軌方式弾丸列車計画

もとにした新線の着工が交通関係閣僚協議会で決定されます。 

「東海道新幹線の早期着工」 

言うまでもなく新幹線には在来線と異なる広軌方式が採用されています。 

そのプロジェクトの中心にいた当時の国鉄技師長の名は島秀雄。 

広軌鉄道の夢を果たせぬまま亡くなった島安次郎の長男でした。


鉄道を含めた近代史に興味のある方、かつて「プロジェクトX」を毎週楽

しみにしていたという方におススメします。

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