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08-29(日)

「激流」 柴田よしき


京都。修学旅行でグループ行動をしていた七人の中学三年生。知恩院に向かうバスで、その中の一人の女生徒・小野寺冬葉が忽然と消息を絶った─。二十年後。三十五歳となった六人に、突然、失踪した冬葉からメールが送られてくる。「わたしを憶えていますか?」運命に導かれて再会した同級生たちに、次々と不可解な事件が襲いかかる…。


<感想> ★★★★☆

本書は900頁、文庫二冊組の長編ミステリーです。 柴田よしきさん

の作品はそこそこ読んでいるつもりですが、長ければ長いほど面白

いように思います。


さて、本書をミステリーの側面から言うなら、展開に無理があったり、

ご都合主義的だなぁ~と思う箇所がいくつも見受けられますが、同級

生が忽然と行方不明になってしまうという奇異な体験をした少年・少

女6人の群像劇として読むならおそらくパーフェクトな作品と言えると

思います。 誰が主人公というわけではありませんが、それぞれのキャ

ラが立っています。 縦軸にはミステリーという要素があるわけですが、

現代の35歳というキーワードが横軸にあって、それだけでも小説として

成立するような気がします。 また、登場人物それぞれの断片的な記

憶が繋ぎ合わさり、ひとつのカタチを組み立てていくあたりも秀逸でした。 


冒頭で長ければ長いほど面白いと申し上げましたが、これだけの長さ

の作品であるにも関わらず作品を支配している緊張感は最後まで緩む

ことはありません。 ある程度の緩急があった方が読みやすいのかもし

れませんが、読み終えたあとのヘロヘロ度合いは、読みゴタえある作

品を読んだバロメーターのようなものではないかと思います。


失踪ものフェチの方はもちろん。 旅先に持っていく本としてもおスス

メします。 どうか、至福の時間をお過ごしくださいませ。


shibatay

↑柴田よしきさんのTwitterです。


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