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06-12(土)

「かけら」 青山七恵



父は、昔からちゃんと知っていたようにも、まったくの見知らぬ人であるようにも感じられた─第35回川端康成文学賞受賞。最年少で受賞した表題作を含む珠玉の短篇集。




<感想> ★★★★★

青山七恵さんはOLを続けながら細々と活動をしている作家さんです。 文壇

三人娘
(綿谷りさ・金原ひとみ・島本理生)と同い年。 『ひとり日和』では芥川

賞を受賞していますが、今まで上梓したのは本書を含めてもわずか4冊。  

いずれも派手さこそないものの良作揃いで、個人的にはこの人もっと読まれ

ていいと思うんだよねリスト第3位ぐらい
に位置しています。


さて、びみょーという言い回しがあります。 

「あそこのラーメンどう?」 「びみょーかなぁ」

「あれからカレとはどうよ?」「なんか最近びみょーなんだよね」

私の家でも長女が頻繁に使いますが、聞いていると一般的に使われている

微妙とも違うように思います。 この作品集では、そのびみょーを巧く表現し

ているのではないかと思います。


家庭内においてびみょーな存在である父親の姿を娘の視点で描く表題作は、

どちらかというと玄人好みかなぁ~と思いますが、その存在を肯定するでもな

く否定するでもない視点は淡々としていながらも、青山さん独特のナチュラル

なあたたかさがこめられています。 


個人的には、結婚間際にかつての恋人を想う『欅の部屋』が好きですが、女

性読者であれば最後の『山猫』に、叔母と姪という関係性や女性同士のびみ

ょー
を強く感じ取れるかもしれません。


良作で、尚且つホッとする作品を読んでみたいとお考えの方におススメです。

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Comment


 

ふむふむ

青山さんは読んだことがないので、メモしました。
彼女もお若いのですねえ。出す本は少ないけれど、
すごい賞をとっていますねえ。ふむふむ。
ところで、この人もっと読まれてもいいよねベスト1位と
2位を教えて下さいませんか?参考までに。
ベスト3とは言わず、ベスト10はいかがです?
きたあかりさんのおかげで読書の範囲が広がっています。
ありがとうございます。

 

まるまろうさん

おはようございます♪

>青山さんは読んだことがないので、メモしました。
>彼女もお若いのですねえ。出す本は少ないけれど、
>すごい賞をとっていますねえ。ふむふむ。

芥川賞なんていうと知名度抜群だからベストセラー作家なんだろう・・・・なんて思いがちですが「芥川賞=純文学=売れない=作家では食えない」という公式があって消えて行く人が多いのも事実です。

>ところで、この人もっと読まれてもいいよねベスト1位と
>2位を教えて下さいませんか?参考までに。
>ベスト3とは言わず、ベスト10はいかがです?

アンソロジー(小説集)を読むと「知名度は高くないけど巧い作家」をみつけられると思います。 一時期洋楽のオムニバスアルバムが流行りましたが、そんな感じです。

中島たい子さん(「漢方小説」おススメです)

安達千夏さん(ちょっと重い話が多いけど文章ピカイチです)

鷺沢萠さん(夭逝されましたが初期の短編は巧いと思います)

今、思いつくのはこんな感じです。

>きたあかりさんのおかげで読書の範囲が広がっています。
>ありがとうございます。

こちらこそ、農場のお世話をしていただきありがとうございます。(笑)

 

もっと読まれてもベスト

前日は、「もっと読まれても」の回答を頂きましてありがとうございました。私は、3名の方の本を1冊は読んでいます。しかし、それから読んでいませんねえ。あわわわ。鷺沢さんは、大爆笑エッセイを読んだ後に、亡くなられたので、残念でした。アンソロジー集は全くの未読です。
そうか、そういった本もあるのですね。また図書館で探してみます。

 

まるまろうさん

>前日は、「もっと読まれても」の回答を頂きましてありがとうございました。

とんでもございません。

私は、3名の方の本を1冊は読んでいます。しかし、それから読んでいませんねえ。あわわわ。鷺沢さんは、大爆笑エッセイを読んだ後に、亡くなられたので、残念でした。

鷺沢さんは年も近いので、デビュー当時から読んでいたのでホントに残念でした。 雑誌によって書き分けていたけど私はシブ目の作品が好きでした。

>アンソロジー集は全くの未読です。
>そうか、そういった本もあるのですね。また図書館で探してみます。

アンソロジーだと、同じテーマで違う作家がというパターンが多いのでそれぞれの個性が出るんですよね。 おススメです♪

 
 
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