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03-27(土)

「わくらば日記」 朱川湊人

姉さまが亡くなって、もう30年以上が過ぎました。お転婆な子供だった私は、お化け煙突の見える下町で、母さま、姉さまと3人でつつましく暮らしていました。姉さまは病弱でしたが、本当に美しい人でした。そして、不思議な能力をもっていました。人や物がもつ「記憶」を読み取ることができたのです。その力は、難しい事件を解決したこともありましたが…。今は遠い昭和30年代を舞台に、人の優しさが胸を打つシリーズ第1作。


<感想> ★★★★☆

前から読みたいと思っていた作品です。 文庫になっていたので読んで

みました。 タイトルのわくらばを漢字で書くと病葉となりますが、あちこち

で調べてたら邂逅もわくらばと読むそうです。そう考えるとこのタイトルは

巧いなぁ~と思います。


さて、本書は昭和三十年代を舞台にした連作短編です。 主人公は特殊

な能力を持つ少女で、その妹が過去を振り返る形で語り手になっていま

す。 『花まんま』と同じ癒し系ファンタジー路線ですが、そこにミステリー

の要素が若干絡んでいます。 


個人的な好みを言うなら、題材やキャラクターの作りこみが得意ではあ

りませんが、とにかく余白にびっちり詰め込まれている昭和三十年代が

秀逸で、思いっきり引き込まれてしまいました。 とはいうものの昭和四

十年代生まれの私がそんなことを書くと、信憑性を疑われかねません。 

正しく言うなら、あらゆる世代が共通の認識としている昭和三十年代の

イメージが巧みに取り込まれているといったところでしょうか。 


この時代をご存知の方も、そうでない方も、昭和三十年代と邂逅なさり

たい方におススメします。


↓続編です。


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Comment


 

Re:「わくらば日記」 朱川湊人(03/27)

こんにちは。
今日 図書館で『わくらば追慕抄』を借りてきたところです。
朱川さん、ノスタルジックな空気がたまりませんよね。

 

Re:「わくらば日記」 朱川湊人(03/27)

こんばんは!
昭和30年代の空気、だいすきです。
とはいっても、最近朱川さんご無沙汰しています。
ついでに『わくらば追慕抄』まで出ていたとは知りませんでした。
また朱川さんにもどりますね。

 

kayokorinさん

こんにちはぁ~♪

>こんにちは。
>今日 図書館で『わくらば追慕抄』を借りてきたところです。
>朱川さん、ノスタルジックな空気がたまりませんよね。

おぉ~グッドタイミングですね。(笑)
笹森さん(病気で死んでしまう慶応の学生)の話は長編で読んでみたいなぁ~と思いました。

 

cyn1953さん

こんにちはぁ~♪

>こんばんは!
>昭和30年代の空気、だいすきです。
>とはいっても、最近朱川さんご無沙汰しています。
>ついでに『わくらば追慕抄』まで出ていたとは知りませんでした。
>また朱川さんにもどりますね。

読んでいると、その話はいずれ・・みたいな節回しがたくさん出てきますが、その話に触れないうちに終わっているんですよね。 調べてみたら続編が出ていました。
朱川さんのWEBエッセイ発見しました↓
http://webmagazine.gentosha.co.jp/shukawaminato/vol150_shukawaminato.html" target="_blank">http://webmagazine.gentosha.co.jp/shukawaminato/vol150_shukawaminato.html

 
 
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