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01-02(土)

「TOUR 1989」 中島京子


1989年の香港ツアーで一人の青年が消えた。彼が想いを寄せていた女性、同じツアーに参加した会社員、添乗員…青年を取り巻く人々の記憶は、肝心なところが欠落していた。15年後、彼の行方を追う駆け出しライターは、当時ひそかに流行していた「迷子つきツアー」という奇妙な旅に行き着くが─。記憶のいたずらが、一人の人間の運命を変える。現実と虚構の境が揺らぐ、ミステリアスな物語。


<感想> ★★★☆☆

さまざまなジャンルを手がける中島京子さん。 それぞれに出来が良く

て、ハズレを掴むことはありません。 まさに信頼のブランド中島京子。


さて、本書はそんな中にあって、ミステリアスな味付けがされています。 

展開は村上春樹さん風で、そこに中島さんのオリジナリティーが盛り込

まれています。 正直言って、二つのパーツはあまり相性が良いとは言

えないし、前半の展開に関しても散漫気味です。 


しかし、後半に向け散漫気味だと感じたエピソードが収斂していく過程

がとてもスリリングで、頁をめくる手が止まりません。 1989年という

時代や、返還直前の香港の雰囲気も描く筆も秀逸です。 ラストに関し

て不満が残るという意見もあるようですが、個人的にはアリではないか

と思います。
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