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12-26(土)

「まほろ駅前番外地」 三浦しをん



第135回直木賞受賞作『まほろ駅前多田便利軒』での愉快な奴らが帰ってきた。多田・行天の物語とともに、星、曽根田のばあちゃん、由良、岡老人の細君が主人公となるスピンアウトストーリーを収録。



<感想> ★★★★★

2009年も残すところ6日となりました。

今年の小説界は『1Q84』の圧倒的な存在感にすべてが翳んでしまった

感が否めませんが、そんな状況下、幅広い作風の作品を手がけ一定の

存在感を示したのが三浦しをんさんではないかと思います。


さて、本書は直木賞を受賞した『まほろ駅前多田便利軒』のスピンアウト

作品。 本篇で脇役だったキャラクターを中心に据えた短編集になって

います。 作品の空気を支配しているのは多田行天ですが、個性のあ

るキャラクターを活かして、それぞれ異なる味付けがされているのがこ

の作品集の特長です。


老人が主人公の場合は戦時中のロマンス。 子供が主人公なら小さな

冒険譚。 老夫婦なら味わいのある愛情物語。 ヤクザが出てくればピ

カレスク風。 いずれの作品も完璧な仕上がりで、しをん親方の職人ワ

ザがいかんなく発揮されています。 前段で幅広い作風と書きましたが

本書はそれを裏付けていて、読者を選ぶことはありません。


また、多田行天に関して、いくつか客観的に描かれる場面があり、今

まで触れられることのなかった二人の過去が少しだけ明らかになりま

す。 えっ!それって・・?という終わり方は次回作を予感させます。


本書はあくまでスピンアウト作品なので、本編である『まほろ駅前多田

便利軒』
を先に読んでください。 読んだけど多田行天以外のキャラ

忘れたかも・・という方はおさらいしてからお読みになるのことをおスス

メします。

  ←奥さま!文庫が出ましたのよ♪
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