プロフィール

きたあかり

Author:きたあかり
文芸書中心の読書日記です。
読書傾向はフリーエリアの円グラフを見てください。 サイトのご案内

フリーエリア
ひとこと掲示板
FC2カウンター
検索フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

-----(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 
12-05(土)

「退廃姉妹」 島田雅彦


1945年、東京。戦争で二人きりになった美人姉妹の有希子と久美子。生きるため、家を守るため彼女たちが選んだのは、家を進駐軍の慰安所にすることだった!「これからは私たちがアメリカ人の心を占領するのです」。破天荒な“戦後”を描いてラストまで全力疾走する、著者会心の大型ロマン。伊藤整文学賞受賞。


<感想> ★★★★☆

本屋さんで現物を見て、この装丁にやられてしまいました。 淫靡な画に

独特の書体で書かれた「退廃姉妹」の四文字。 すげぇカストリ臭が・・

実はこの画について調べたんですが、それはまた後日ということで。


さて、島田雅彦さんは二作目になりますが、本書は島田作品の中では読

み易いとされているようです。 舞台は終戦直後の東京。 父が戦犯容

疑で逮捕されてしまい、生活の糧を失った姉妹が自宅を進駐軍向けの慰

安所(平たく言うなら売春宿)にしてしまう話です。 


この手の時代背景の作品は大好物ですが、全体的に安普請の感は否

めません。 特に、妹がメインの前半はつくりが安直だなぁ~と感じまし

た。 彼女たちはかなり逼迫しているわけですが、んじゃ進駐軍相手に

・・・
に至るまでにはもう少し起伏があっても良いんじゃないかと思います。 


ーあんた処女だね。

久美子が絶句して、お好み焼きの咀嚼を中断するのを見て、お春は

「やっぱり」といった。

ーなぜわかるんですか?

ーニオイでわかる。



みたいな感じは嫌いじゃないんですが・・(笑)


姉と特攻隊の生き残りである後藤の逃避行がメインになる後半は、かな

りメロドラマしている上に文章に緊張感があるので、思いっきり引き込ま

れてしまいました。 セットの安普請さを巧みな文章で補っているといった

ところでしょうか。


何はともあれ、装丁に過剰反応した方なら、それなりに楽しめると思い

ます。



関連記事
スポンサーサイト
 

Trackback

URL :
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 

Comment


 

Re:「退廃姉妹」 島田雅彦(12/05)

こんにちは!
ひるまっから反応しちゃいました。(笑)
「退廃」という言葉にも弱いのです…

 

cyn1953さん

こんばんはぁ~♪

>こんにちは!
>ひるまっから反応しちゃいました。(笑)
>「退廃」という言葉にも弱いのです…

私は必要以上に反応してカストリ雑誌を入手しちまいました。 日記には書きませんでしたが、処女膜やパンパンについて熱く語る医学博士の姿が印象的でした。(笑)

 
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。