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Author:きたあかり
文芸書中心の読書日記です。
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06-21(木)

記事転載

カーリルに書いた読書レシピが早稲田文学会の出している「WB」というフリーペーパーに転載されました。


P6160269
P6160269 posted by (C)きたあかり


興味があったらご覧になってみてください。

大手書店や図書館などに置いてあるようです。

「WB」(早稲田文学編集室)

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06-08(金)

5月の書籍代

最近、火曜日の深夜に放映している『コドモ警察』にハマってます。
犯罪組織を追っていた敏腕捜査官達が子供にされてしまうという荒唐無稽のくだらない設定ですが、そのくだらなさがたまらなくツボです。   



コドモ警察公式HP


というわけで5月の書籍代です。

5月の書籍代 14冊 1,995円 

     今月の当たり
   今月の大当たり

5月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:4257ページ
ナイス数:131ナイス

 いとま申して―『童話』の人びといとま申して―『童話』の人びと
実父の日記を基にして書かれた作品です。 他の北村作品と比較するなら娯楽色はありませんが、当時の文学青年の記録として興味深く読みました。 ベッキーさんシリーズを読んだ時、当時の風俗についてハンパなく取材されていると感じましたが、相関関係にある作品と言えるのではないでしょうか?近代文学や当時の風俗に興味のある方なら「それ以上」に楽しめると思います。 宮本演彦で検索すると沖縄の民俗学資料の編者としてヒットします。 続編を期待します。
読了日:05月31日 著者:北村 薫


大いなる時を求めて大いなる時を求めて
済州島の事件。在日文学がアイデンティティーを確立するまでの紆余曲折などを興味深く読みましたが、梁石日作品という前提で論じるなら迫力不足の感は否めません。 ただ、我々読者も『血と骨』にこだわりすぎていると、この作家の本質を見失うことになるのではないか?などと思ったりもしました。
読了日:05月26日 著者:梁 石日


  母の遺産―新聞小説母の遺産―新聞小説
思えば、美津紀自身が新聞小説の落とし子であった。(←373頁) キョーレツなキャラクターを持つ母の介護と夫婦問題。女性がある年齢に至った時に向き合わなくてはならない問題をリアルに描く一方で、『金色夜叉』を引き合いに出して、近代(文学)が現代人にどのような影響を及ぼしたのか?という考察がなされているように感じました。 十年ぶりの長編新刊ですが、『本格小説』で味わった満足感を再度味わうことができました。  
読了日:05月22日 著者:水村 美苗


 魔性の子 (新潮文庫)魔性の子 (新潮文庫)
十二国記シリーズが話題になっているので手始めに読んでみました。 今まで表紙に騙されていたかもしれません。小野不由美さんの文章力ハンパないっす。
読了日:05月21日 著者:小野 不由美


逸見小学校逸見小学校
庄野潤三初チャレンジ!!と気合を入れましたが、未完の作品なんですね。 ちょっと残念でしたが、軽妙洒脱な文章に心惹かれました。 他の作品への興味が持てました。
読了日:05月20日 著者:庄野 潤三


猫鳴り (双葉文庫)猫鳴り (双葉文庫)
ドロドロまほかるを期待していたものの猫の話。 ちょっとアテが外れましたかと思い読み進めましたが・・・・・・・。 藤治とモンを描く最終章の表現やその文章力について論じるのが正しい感想だとは思いますが、猫を看取った経験がある読者なら、そんな事以前に激しく感情移入して泣いちまうと思います。 みなさん感想を拝見しましたが、猫アイコン率の高さに驚きました(笑)
読了日:05月20日 著者:沼田 まほかる


  あかりの湖畔あかりの湖畔
湖面のように静まり返る主人公の日常。 吹き渡る風が起こす微かなさざなみ、小さな石が投げ込まれた波紋を丁寧に描いています。 最後に明かされる秘密はありきたりです。 ただ、仕掛けが単純であればあるほど著者の文章力は輝きを増すように思います。 前作『わたしの彼氏』でザンネンな思いをした方に強くおススメします。
読了日:05月18日 著者:青山 七恵


夜行観覧車夜行観覧車
胸糞系なので読者を選ぶと思いますが、私はヘンなオチがなくて純粋に楽しめました。 ラ〇おばさんは最後はイイ人っぽくなっていて物足りなさを味わいましたが、よく考えてみると、このキャラで悪意のない悪意を描きたかったのではないかと思います。 
読了日:05月14日 著者:湊 かなえ


おしまいのデートおしまいのデート
瀬尾まいこさんの作品を読むのは久しぶりです。 基本的に悪い奴が出てこない瀬尾作品には物足らなさを感じたりもするわけですが、読了後の癒しは代え難いものがあります。 特に印象に残ったのは唯一関西弁が使われている『ランクアップ丼』 西加奈子さんや朱川湊人さんもそうですが、関西ネイチャーが手がける人情話は無敵なのではないか?などと思ったりもしました。
読了日:05月11日 著者:瀬尾 まいこ


曾根崎心中曾根崎心中
恥ずかしながら、オリジナルを読んでないのではっきり言えませんが、初が一瞬躊躇するのは角田アレンジですよね?流れをぶった切って違和感を覚えたりもしますが、髷を結った遊女と現代女性がシンクロして、思わずあっ!?と声を出してしまいました。
読了日:05月10日 著者:角田 光代


かなたの子かなたの子
思いっきり変化球の作品集。 血と土の匂いのする作品群はホラーの要素を持っていますが、純文学的な側面からアプローチを試みているせいかエンターテイメントに留まる作品ではありません。 また、量産型の作品ではセーブされている独特の切れ味を堪能することが出来ます。 角田ファンとしては大満足の一冊でした。 
読了日:05月09日 著者:角田 光代


名短篇―新潮創刊一〇〇周年記念 通巻一二〇〇号記念 (SHINCHOムック)名短篇―新潮創刊一〇〇周年記念 通巻一二〇〇号記念 (SHINCHOムック)
じっくり読みたかったけど期限切れで返却。 ハードカヴァーで出してくれるとうれしい。
読了日:05月08日 著者:荒川 洋治


どんぐり姉妹どんぐり姉妹
久しぶりに読んだ、ばな本は初期の作風を彷彿とさせました。 スピリチュアルな部分を抵抗なく受け容れてしまうのは文体のせいか?自分が著者に毒されているでいか?みなさんの感想を拝見したら、久しぶり・・の方多いですね(笑)私も『TUGUMI』や『キッチン』を再読してみたくなりました。
読了日:05月03日 著者:よしもと ばなな


我等、同じ船に乗り心に残る物語―日本文学秀作選 (文春文庫)我等、同じ船に乗り心に残る物語―日本文学秀作選 (文春文庫)
江戸川乱歩の『芋虫』読んで初めて知りましたが、映画『キャタピラー』の原作のようです。内容はもちろんですが戦前に出版されていたというのが驚き。 林芙美子の『骨』を作家アンソロジーで見かけたのは3回目。何度読んでも凄みがあります。 坂口安吾は敗戦直後という背景を考慮なら、その破壊力のすさまじさに口あんぐりです。 どちらにしても桐野ファンのために桐野さんが編んだアンソロジーといった感じでした。
読了日:05月02日 著者:

2012年5月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター
 
06-05(火)

神保町でお散歩

久しぶりに神保町に行ってきました。
北條民雄の全集(二冊組初版)が5,400円で売ってました。 
今後の生活を考えてスルーしてしまいましたが、買っておくべきだったのではないかと激しく後悔しています。

結局、装丁がツボだった西條八十を一冊買ってきました。



外函入りです。 中央部がくりぬいてあって、そこから竹久夢二の装画が見えるようになっています。


こんな仕掛けです。↓

img017
img017 posted by (C)きたあかり


奥付はこんな感じ↓


1956年(昭和31)に出ているようですが、まだこの時代はちゃんとハンコを押していたんですね。

印税の語源になっているハンコ押しですが、基本は作家サイドのお仕事です。
ベストセラー作家となると、その作業も大変だったようです。 
子供時代に一家総出で手伝ったという女優の壇ふみさん(←お父さんは壇一雄)のエピソードは有名です。





巻末の書籍案内↓チェック。





6人の作家の傑作選の広告です。 

江戸川乱歩、横溝正史の二人は今でもメジャーですね。 
黒岩涙香も忘れ去られた存在でしたが、最近青空文庫でよく読まれているようです。

えっ?と思ったのが、佐藤春夫です。 ミステリーも書いていたとはぶっくりです。 しかも『女誡扇綺譚』とか『女人焚死』などと、かなりエグそうですぜ・・・ダンナ。

さっそく、捜索を開始する所存です。





ちなみにこの本はワゴンセールで200円でした。

バブル期に地上げに遭い、それ以前と比較するなら店舗数も減っているし、
チェーン型の古書店に価格で敵うわけもありません。 
しかし、本好きにはまだまだ魅力のある遊べる街です。



 
06-03(日)

検見川送信所

前から気になっていたスポットに行ってきました。

検見川送信所4
検見川送信所4 posted by (C)きたあかり

検見川送信所1
検見川送信所1 posted by (C)きたあかり

検見川送信所7
検見川送信所7 posted by (C)きたあかり


こんな廃墟スポットどんだけ山奥にあるんだとお思いかもしれませんが、所在地は千葉市内。 幕張メッセから車で10分以内で行ける距離に位置しています。

三枚目の写真を見ると荒涼たる原野が広がっているように感じるかもしれませんが、それはこの区画だけで周囲は新興住宅地。 周囲を真新しい家に取り囲まれています。 
かなりミスマッチな風景ですが、それは現在この建物が置かれている立場をなにより物語っています。

さて、この建物の正体は検見川無線電信送信所
1926年(大正15年)旧逓信省(旧郵政省)が設置した海外向けの無線送信所です。 
写真を見る限りでは単なる廃墟ですが、それなりの歴史を秘めた建物です。

建物を設計したのは吉田鉄郎。  
かつて東京駅の真正面にあった旧東京中央郵便局や、取り壊しの決まった大阪中央郵便局も吉田鉄郎の手によるものです。 丸みを帯びた形状(二枚目)は初期の鉄骨コンクリート造りによく見られる特徴で、アーチ状になっているエントランス↓も印象的です。 

P5280257
P5280257 posted by (C)きたあかり

記録によれば、検見川送信所の名を世に広めたのは1930年(昭和5年)のロンドン海軍軍縮会議の記念交歓放送とされています。 歴史上の大きな出来事と当時の通信技術の最先端を担っていた送信所の技術力をリンクさせたエピソードです。

ただ、ラジオ小僧的に言わせていただけるなら、検見川送信所が持っていたJ1AAというコールサイン。 無変調連続波(モールス信号)や大電力による長波による無線電話から短波無線電話。 そして、現在主流となっている超短波(地デジやケータイに使われている周波数帯)に至るまでを担ってきた検見川送信所の53年間は、近代日本が歩んだ電波の歴史と言い換えることが出来るのではないかと感じます。

そして、検見川送信所に関わってきた多くの人々の想い。

今は撤去されたアンテナも鉄塔もなく、鉄塔の台座と局舎が残されているだけですが、これらも何日かは姿を消すでしょう。 若き日に精いっぱい働いた『検見川無線の思い出』を書き綴って後に残したたいと思って筆をとりました。 
菊谷秀雄著 『検見川無線の思い出』 より引用

軍事的な役割も担っていた検見川送信所は敗戦時に文書のほとんどを焼却してしまいました。 そのせいか資料自体が不足しているようです。 現在の所有者である千葉市は保存に向けて動いているようですが、この建物からどれだけ多くの物語を発掘できるかが鍵になってくるのではないでしょうか?

参考文献  『検見川無線の思い出』 菊谷秀雄著
参考サイト 検見川送信所を知る会
 
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