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01-29(火)

1月の書籍代


ケータイ電話の機種変更をしました。

先日から電話機の購入方法が変わったので、

新しい機種への交換はムリ・・・・とあきらめていました。

ところが、DOCOMOでも7シリーズは安いんですね。

ポイントを使って2,500円で機種変更できました。


携帯電話

おつかれさまな古いケータイ電話。
新しいケータイで撮影しました。



携帯旧

新しく買ったケータイ電話。
古いケータイで撮影しました。


特に新しい機能はありませんが、カメラは格段に性能が良くなっているようです。


    


というワケで今月の書籍代です。

17冊 13,400円 (22冊@609円)

  今月の大当たり 





 今月の当たり  


光の雨

『光の雨』 立松和平


今月は豊作でした。



    
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01-29(火)

「三面記事小説」 角田光代



私は殺人を依頼しました。恋人の妻を殺してほしいと頼みました。誰もが滑り落ちるかもしれない記事の向こうの世界。現実がうみおとした六つの日常のまぼろし。
【目次】愛の巣/ゆうべの花火/彼方の城/永遠の花園/赤い筆箱/光の川


<感想> ★★★★☆

昨秋に出た角田さんの新作です。

実際に起きた事件を下敷きにして、そこで起きていたであろう出来事を

角田さんなりの視点で描いています。 それぞれの作品の前に新聞記事

の要約が記されていますが、あ~こんな事件あった!あった!という事

件ばかりです。 


角田さんの初期作品はイタい女性キャラのオンパレードですが、小説化

されている事件の関係者たちも、そんな臭いがぷんぷんします。 近頃、

量産型などと言われる角田さんですが、本書は本来の持ち味が生かされ

ているようにも思います。


ただ、角田さんは充分巧いし、読者の好奇心も満たしてくれるわけです

が、実際の事件をモチーフにして小説化するというのはいかがなものな

のでしょうか? 事件後時間が経過しているなら問題はないと思います

が、いずれも最近の事件を取り上げているのでちょっと気になりました。

読むきっかけを下さったリンク先の方が、冒頭の新聞記事は不要なので

はないかとお書きになっていましたが、私も読み終えてそんな気持ちにな

りました。


でも、面白いんだよね・・(汗)

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01-27(日)

貧乏ヒマあり



普段、日記記入率40%を割っている当「きたあかりカフェ」

ですが、今月の記入率は85%を越えています。

ついに仕事をクビになったのか?とお思いの方もいらっしゃる

と思いますが、年度内に出勤した土曜日の代休を消化しています。


とにかく2月の二週目ぐらいまでに土日をのぞいて9日間休まな

くてはいけません。 連続で取れば二週間の連休になりますが、

そんなことを言い出す勇気がありません。 結局、単発で休んだ

り半日有給で消化したりという状態です。 


ここで、困っちまうのは書籍代です。 

なるべく家にいるときは  や  で時間をつぶすようにして

いますが、読書バカとしてはついつい本が読みたくなるものです。 

その結果、今月の書籍代はすでに13,000円を突破してしまいました。 

今日も「ぶ」に行こうとしましたが、もう本を買うお金がありません・・・


図書館は数年前に返却するのを忘れてて、すげぇ~怒られたので

利用する勇気がありません。 明日仕事に行ったらまたお休み。

なんかお休みが憂鬱になってきました。


原りょうさんが「教養とは金を使わないで暇をつぶすことのできる能力」

だと書いてましたが、まったくその通りです。 

そろそろ老後に備えて、新しい趣味をみつけた方がいいかもしれません。

みなさんは読書以外にどのような趣味をおもちでしょうか?

 
01-27(日)

「聖母の深き淵」 柴田よしき

一児の母となった村上緑子は下町の所轄署に異動になり、穏やかに刑事生活を続けていた。その彼女の前に、男の体と女の心を持つ美人が現れる。彼女は失踪した親友の捜索を緑子に頼むのだった。そんな時、緑子は四年前に起きた未解決の乳児誘拐事件の話をきく。そして、所轄の廃工場からは主婦の惨殺死体が。保母失踪、乳児誘拐、主婦惨殺。互いに関連が見えない事件たち、だが、そこには恐るべき一つの真実が隠されていた。ジェンダーと母性の神話に鋭く切り込む新警察小説、第二弾。

<感想> ★★★★☆

年末に読んだ『RIKO』の続編です。 

前作ではやたらとワイルドだったヒロインの村上緑子ですが、本作では一児

の母となっています。 テーマになっている性同一性障害について現在では

それなりに認知されていますが、本書が出版されたころ(96年)は、まだ一般

的ではなかったような気がします。 大きなテーマを持ってくるとプロット自体

がおざなりなってしまうという傾向がありますが、本書に関してはミステリーの

部分もきっちり描かれています。 そして読み応えも充分です。


前作の『RIKO』を読んでからというのが必須ですが、『聖なる黒夜』のメイン

キャラクターも重要な役割を担っているので、その二冊を読んでからの方が

十二分に楽しめるかもしれません。


このシリーズは好きなんだけど、警察という特殊な世界を描いているせいか

男性の描き方が若干ステレオタイプかなぁ~というのが気にかかるところです。

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01-26(土)

「ほかに踊りを知らない。」  川上弘美


三月某日 晴
電車に乗る。隣に座っている人が、熱心にメールを打っている。つい、のぞきこむ。「愛されることへの覚悟が、私にはないのかもしれません」という文章だった。びっくりして、思わずじっとその人の横顔を見る。不思議そうに見返される。そんなにびっくりすることも、ないのかな。思い悩む。やっぱりびっくりしたほうがいいんじゃないのかな。思いなおす。(本文より)

<感想> ★★★★☆

05年の秋に出た『東京日記・卵一個分のお祝い。』の続編です。

日記風のエッセイで、書いてあることの5分の4はホントのことだと川上

さんはおっしゃってます。


インフルエンザの感染に気がついて、大量のうどんのつゆと大量のおで

んを作って子供達にあきれられたり、筍が大量に送られてきて困ったり。 

前作と比較するとフツーの主婦の日常が多いような気がしました。 

相変わらず、独特の惚けた語り口で笑わせてくれます。 


「東京人」という雑誌の連載らしいのですが、連載はまだ続いているのでし

ようか?独特の味と面白さという点では村上春樹さんの『村上朝日堂』シリ

ーズに勝るとも劣りません。 川上弘美ファンはもちろん『真鶴』を読んで

この人ってどういう人なの?と思った方にもオススメです。

 
01-24(木)

「悪人」 吉田修一


なぜ、もっと早くに出会わなかったのだろう--携帯サイトで知り合った女性を殺害した一人の男。再び彼は別の女性と共に逃避行に及ぶ。二人は互いの姿に何を見たのか? 残された家族や友人たちの思い、そして、揺れ動く二人の純愛劇。一つの事件の背景にある、様々な関係者たちの感情を静謐な筆致で描いた渾身の傑作長編。


<感想> ★★★★★

吉田修一キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

相性が悪いなぁ~と思いつつも吉田さんの作品を読んできた甲斐がありま

した。(汗)

純文学を中心に読まれている方の評価がどうなのかわかりませんが、エン

ターテイメント系を中心に読んでいる読者にとって吉田修一さんはイマイチ

しっくりこない作家という印象が強いのではないかと思います。 ただ、表現

力やキャラクターの造形力はピカイチで、私自身も既読作品のストーリーは

うろ覚えですが登場人物のキャラはやたらと印象に残っています。 恐らく

私と同じ思いで吉田作品を読んでいた人は少なくない筈です。


さて、あらすじにあるようなストーリーで純文学出身の作家がどのようなモノ

を書くのか・・個人的には、桐野夏生さんや高村薫さんのような「徹底的に描

ききる」タイプのものを想像していましたが、どちらかと言えば宮部みゆきさん

に近いものを感じました。 単に犯罪を描くのではなく、加害者や被害者の周

囲の人物にまで光を当てて、社会の矛盾や誰しもが心に抱えている淋しさを

テーマにしてストーリが進んでいきます。


「アンタ、大切な人はおるね?」

=中略=

「その人の幸せな様子を思うだけで、自分までうれしくなってくるような

人たい」=中略=

「今の世の中、大切な人もおらん人間が多すぎったい。 大切な人が

おらん人間は、何でもできると思い込む。 自分には失うもんがなかっ

ち、それで自分が強うなった気になっとる。 失うものがなければ、欲し

いものもない。 だけんやろ、自分を余裕のある人間っち思い込んで、

失ったり、欲しがったりして一喜一憂する人間を、馬鹿にした目で眺め

とる。 そうじゃなかとよ。 本当はそれじゃ駄目とよ」



今までの吉田作品とは明らかに一線を隔していますが、けしてエンターテイメ

ントの枠に留まる作品ではありません。 作家として本来持っている力を応用

したカタチになっているので、従来の読者の期待を裏切るものになっていな

いし、私のように「そのうちすげぇ~作品を書くに違いない」と思いつつ読み続

けてきた読者。 吉田修一・・そんな人知らないしぃ~という方。 あらゆる読

者を納得させることのできる一冊です。


そんな理屈はさておき、とにかく魂を揺さぶられる作品に出会いたいとお考え

の方に躊躇なくオススメいたします。




 
01-23(水)

「あおい」 西加奈子

二七才、スナック勤務のあたしは、おなかに「俺の国」と称した変な地図を彫っている三才年下のダメ学生・カザマ君と四か月前から同棲している。ある日、あたしは妊娠していることに気付き、なぜか長野のペンションで泊り込みバイトを始めることに。しかし、バイト初日、早くも脱走を図り、深夜、山の中で途方に暮れて道の真ん中で寝転んでしまう。その時、あたしの目に途方もなく美しい、あるものが飛び込んでくる―。表題作を含む三編を収録した、二五万部突破「さくら」著者の清冽なデビュー作。


<感想> ★★★☆☆

本書は『さくら』でブレイクした西加奈子さんのデビュー作になります。

表題作は独特の価値観を持つ27歳の女の子が主人公です。

だらだらと生きている主人公の日常が綴られていく前半はオッサン読者に

はかなりキツいものがありますが、主人公の抱える傷が語られはじめるあ

たりから物語の雰囲気が変わってきます。 アオイのエピソードもググッと

きました。 いわゆる覚醒と再生の物語ですが、それだけに留まらない力を

持っています。 作品の質という点では併録されている『サムのこと』の方が

格段に巧いです。 しかし、この作品を肌で感じることの出来る20代の読者

であれば充分に堪能できるのではないかと思います。

若いっていいですね・・(汗)

 
01-22(火)

「ワンちゃん」 楊逸



芥川賞候補作!初の中国人作家登場。「王愛勤」ことワンちゃんは、名前のとおりの働きもの。女好きの前夫に愛想をつかし、見合いで四国の旦那のもとへ。姑の面倒をみながら、独身男たちを中国へ連れていき、お見合いツアーを仕切るのだ。各紙絶賛の文學界新人賞受賞作。


<感想>★★★★☆

著者の楊逸さんは64年に中国で生まれて87年に来日されている中国籍の

方です。 今回の芥川賞ノミネート作品である本書は、その点が注目され

ているようです。 帯には「芥川賞候補・初の中国人作家登場」なっていま

すが、初の外国人作家というわけではありません。 

国籍という観点ではなく、日本語以外を母国語とする作家とするなら『いち

げんさん』のデビット・ゾペティさんの名前がパッと思い浮かびますが、調べ

てみたところ、もうお一人いらっしゃいました。 帰国子女まで加えるとする

なら、もう少し増えると思います。


さて、まずは表題作ですが、日本人男性と中国人女性をお見合いさせるツ

アーを主催する中国人女性の王愛勤ことワンちゃんが主人公です。 ワン

ちゃん自身も中国に子供を残して、お見合いツアーに参加して四国に嫁い

でいます。 一見、クールと思われるワンちゃんの内面を描いていくわけで

すが、そこには打算的にならざるを得ないワンちゃんの事情があります。 

平板な文章でありながらキャラ造形はピカイチだし、ラスト数行の秀逸さに

は舌を巻きました。 ただ贅沢を言うなら200頁ぐらいでじっくり読んでみた

いと感じました。 究極まで贅肉をそぎ落とした結果の70頁だというのは充

分わかるんですが・・・。


もうひとつ書下ろしの「老処女」という作品が収録されています。 内容は割

愛しますがキレのあるイイ作品です。 むしろこちらの方が芥川賞向きかな

ぁ~と感じました。 


二編146頁で1,200円をコストパフォーマンスに優れているとは言いませんが、

ノミネートの時点で、この作品が気になっていたという方なら損はしないと思

います。 

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01-21(月)

「いつも旅のなか」 角田光代



仕事も名前も年齢も、なんにも持っていない自分に会いにゆく。モロッコ、ロシア、ギリシャ、スリランカ、ラオス、イタリア、ベトナム、ネパール、モンゴル、タイ、アイルランド、韓国、スペイン、キューバ…直木賞受賞作家がこよなく愛する旅を綴った最新作。


<感想> ★★★★☆

かつて、バッグパッカーだった角田光代さんは旅をテーマにした作品が数多く

ありますが、本書は純粋な旅行記です。 

お得意の東南アジアはもとよりヨーロッパ、東アジア、オーストラリア、北アフリ

カなどバラエティーに富んでいます。 語り口もくだけていて、さくらももこさんの

エッセイを読むように楽しめました。


個人的に興味を持ったのはチェ・ゲバラとヘミングウェイと「ブエナ・ビスタ

・ソシアルクラブ」で出来ている
中米の社会主義国家キューバです。 楽天

的なイメージのある土地柄に、社会主義というイデオロギーがどのように根付い

ているのかを興味深く読みました。 

もうひとつ気になったのは中国です。 北京五輪ダイジョウブなのでしょうか(汗)

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01-20(日)

今日のお買い物


今朝、子供を学校に送っていくために5時前に起きました。

すげぇ~寒かったので外気温をチェックしたら・・・

 零下3度 

外にいる我家の 愛犬(♂2歳)が凍死しているのでは・・・・・

と思い、犬小屋に駆けつけましたが元気でした。

 ワンコってスゴいですね 

太平洋側でも今夜半から雪という予報が出ています。

今のところ晴れているので洗濯しまくってます。 

みなさんも頑張ってください


    


というわけで、気温とはまったく関係ありませんが今日(昨夜)のお買い物です。

あとさきを考えずにたくさん買っちまいました。




ワンコの話でも王監督の話でもありません。
今回の芥川賞候補作品の一冊です。
著者は中国の方です。




『パレード』を読んでいたらムショーに川上さんが読みたくなったので・・
『東京日記卵一個ぶんのお祝い。』の続編にあたるエッセイです。
相変わらずお美しい川上さんです。 ファンクラブはないのでしょうか?





前から気になっていた角田さんの新作です。
リンク先の方の感想を拝見して・・
昨今、量産型角田などと言われますが、この本はどんなモノでしょうか?




今回のお買い物の目玉です。
お取り寄せになっていたので、これだけアマ○ンで購入しました。
ポイント5倍キャンペーン中なのにザンネンです。



 
01-20(日)

「AMEBIC」 金原ひとみ


さあ私の太陽神よ舞い上がれ 安宿に泊まる私を照らせ
AMEBIC[Acrobatic Me-ism Eating away the Brain,it causes Imagination Catastrophe.]「曲芸的自己中心主義が脳を浸食する事による想像力の崩壊」。孤独と分裂の果てに「私」はそれを「彼」に伝えようと…。



<感想> ★★☆☆☆

『蛇にピアス』が思っていた以上にヨカッタので、二作目にチャレンジしてみ

ましたが・・正直言って私はダメでした。 特にストーリーらしきストーリーが

ないのが最大のネックです。 とはいうものの、あくまで普段エンターテイメ

ントを中心に読んでいる私の主観に過ぎません。 私自身に純文学の成否

を見極めるモノサシがないので、客観的にどうなのか判断がつきませんが、

断片的に巧いなぁ~と思う箇所がいくつかあったし、ア○ゾンのカスタマレビ

ューを見る限りでは好評の意見が多いようです。  


ちなみにタイトルのAMEBICとは「曲芸的自己中心主義が脳を浸食する事に

よる想像力の崩壊」の略だそうです。


滝に打たれて修行してきます(汗)
 
01-19(土)

「パレード」 川上弘美


お昼のそうめんでお腹がくちくなり、センセイとてのひらを重ねまどろむうちに、ツキコさんの心にぽっかり浮かび上がる少女の日々。ある日突然あらわれた「モノ」たちとの交わりと、胸の奥が小さく波立った教室でのあのこと。忘れかけていたけれど、ずっと心の底に残っていた不思議な出来事を、愛らしいイラストとともに描く、名作「センセイの鞄」から生まれ出たもうひとつの物語。


<感想> ★★★★☆

前から読みたいと思っていた一冊です。

昨年末に文庫が出たので、速攻ゲットしました(笑)

本書は、川上弘美さんの出世作である『センセイの鞄』のスピンオフ的な

作品です。 ツキ子さんの子供時代に遡って、川上さんお得意の「嘘話」

を展開しています。


センセイとツキ子さんの夏の昼下がりを切り取った構成は、会話のやりと

りや独特の間が印象的ですが、食べ物の描写も秀逸です。


たまごの黄色と紫蘇の緑、茄子の深い瑠璃にみょうがの薄紅色。

せみがじいじい鳴き庭の桜の葉がさわさわと風に鳴るのを聞きながら、

センセイとわたしはそうめんをすすった。



真冬だというのにそうめんが食べたくなりました。

『センセイの鞄』はあっけなく終わってしまったので、あの世界の余韻に

ひたりたいという方にオススメです。


 
01-19(土)

『窓の灯』 青山七恵



大学を辞め、時に取り残されたような喫茶店で働く私。向かいの部屋の窓の中を覗くことが日課の私は、やがて夜の街を徘徊するようになり・・・夜の闇、窓の灯、ミカド姉さんと男達……ゆるやかな官能を奏でる第42回文藝賞受賞作。



<感想> ★★★★☆

本書は、昨年『ひとり日和』で芥川賞を受賞した青山七恵さんのデビュー作

です。 大学を辞めて、喫茶店に住み込みで働くようになった主人公の内面

や、周囲を取巻く人たちが描かれています。


他人の家を覗いたり、店のオーナーであるミカド姉さんに嫉妬したりする主人

公をひとことで言うなら鬱屈した若い女です。 このあたりを掘り下げてもいい

と思いますが、表面を撫でるような描き方をしています。 それを薄っぺらと感

じるか、あっさりしていてイイと感じるかで本書の評価は分かれると思います。 

個人的には後者ですが、多数派であるとは思いません。 


『ひとり日和』、山崎ナオコーラさんがお好みという方にオススメします。

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01-17(木)

小説・こちら葛飾区亀有公園前派出所 大沢在昌・他


<超人気作家7人が「こち亀」小説化!!>
「こち亀」30周年&「日本推理作家協会」60周年を記念して、史上空前の超豪華企画完成!!国民的マンガ“こち亀”の世界を、日本推理作家協会のそうそうたる人気作家7人が料理!『新宿鮫』の鮫島警部や『池袋ウエストゲートパーク』のマコトと両さんが共演だ!



<感想> ★★★☆☆

以前、リンク先の方の感想を拝見して気になっていた作品です。

秋本治さん原作の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』を小説化したものです。

監修が日本推理作家協会だけあって、売れっ子のミステリー作家が作品を手

がけています。 作者は、大沢在昌・石田衣良・今野敏・柴田よしき・京極夏

彦・逢坂剛・東野圭吾
の各氏。 それぞれの作品で登場するメインキャラクタ

ーを惜しげもなく投入する姿勢に、日本推理作家協会の気迫を感じました。


小学生の頃から『こち亀』を読んでいた私としては、柴田よしきさんの「一杯の

賭け蕎麦」が両津のキャラをしっかり押さえた上で、いい読み物に仕上ってい

るように思いました。 大原部長と寺井というジミなキャラをあえてチョイスした

京極夏彦さんにも好感がもてました。 

しかし、連載30年とは・・・・

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01-16(水)

★速報★芥川賞・直木賞受賞作決定



本日、第138回(平成19年下期)芥川賞・直木賞受賞作が発表になりました。


芥川賞受賞作

川上未映子さん 「乳と卵」

 芥川賞に関する詳細は文藝春秋・芥川賞

 川上未映子さん公式ブログ純粋悲性批判




直木賞受賞作

桜庭一樹さん 「私の男」

 直木賞に関する詳細は文藝春秋・直木賞

 桜庭一樹さんのオフィシャルサイトScheherzade
↑※16日23:26現在、アクセスが集中して閲覧が制限されているようです。

 作家の読書道 第54回・桜庭一樹さん



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01-14(月)

二極化


日曜日、用事を済ませたついでに、いわゆる百貨店(デパート)

に行ってきました。 田舎で暮らしているせいもありますが、

百貨店に行くのは実に15年ぶりぐらいです。


バッグがかなり疲れてきたので、早速バッグ売り場に・・・・

良さそうなのを見つけましたが、値段を見てぶっくり 

他のを見てもぶっくり  

どれをみてもぶっくり   

15年ぐらい前は、もうちょっと手ごろな値段の商品が

あったような気がしたんだけど・・

私の可処分所得を基本に考えるとするなら、この価格設定は

貨幣価値が急激に変化した結果としか考えられません。

たしかに品はよさそうですが・・・

結局、なにも買わ(え)ずに帰ってきました。

日本経済の二極化を肌で感じた一日でした。

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01-12(土)

「光の雨」 立松和平

光の雨
2030年。玉井潔は、60年前の“あの事件”のために死刑判決を受けた後、釈放された過去を持つ。死期を悟った彼は、事件の事実を伝え遺すべく、若いカップル相手に、自分達が夢見た「革命」とその破局の、長い長い物語を語り始めた。人里離れた雪山で、14人の同志はなぜ殺されねばならなかったのか。そして自分達はなぜ殺したのか…世を震撼させた連合赤軍事件の全容に迫る、渾身の長編小説。


<感想> ★★★★★

本書は1971年から1972年にかけて発生した連合赤軍事件がテーマにな

っています。 当時5歳だった私はテレビ各局が生中継をした浅間山荘事件

を覚えていますが、本書で語られるのはその事件の引き金となる、同志14

人を殺害した山岳ベース事件です。 


団塊世代の方なら、学生運動からこの事件に至るまでの流れをご存知だと

思いますが、私の世代の知識はかなりあやふやです。 そもそも連合赤軍

って何?というレベルです。 この事件に関しては小池真理子さんの直木賞

受賞作である『恋』でもテーマになっていますが、みんな連合赤軍知ってるよ

ね!
という前提に基づいて書かれているので、正直言ってこの手のものに

関しては消化不良を起こしてしまいがちです。 


さて、本書は小説化しているとはいえ事件の調書を下敷きに書かれているよ

うです。 登場人物は仮名になっていますが全て実在の人物です。 加えて

当時の資料をつき合わせてみても限りなく事実に近いのではないかと思いま

す。 回想シーンでは語られる視点がころころ変わるし、独特の文体は慣れ

るまで時間がかかるかもしれませんが、事件の当事者がその存在さえも知ら

ない若い世代に語るという体裁を取っているので、私のように知識があやふ

やな世代でも読みこなすことが出来ます。 


彼ら14人はなぜ殺し殺されなくてはならなかったのか?そして彼らが目指し

た「革命」とはなんだったのか?私自身その本質に辿りつけたかどうか自信

はありませんが、事実の裏にある真実を少しだけ知ることができたような気

がします。 


目を背けたくなるような描写もあるので全ての方にオススメというわけには

いきませんが、久しぶりに読み応えのある作品に出会えました。 事件に興

味のある方にオススメします。


余談ですが、著者の立松和平さんと言えばニュース・ステーションに出てくる

栃木弁の気さくなオッサンというイメージがありましたが、この作品を読んで

びっくりしました(笑)


↓浅間山荘事件に関しては




感想を書く上で「無限回廊」連合赤軍浅間山荘事件

参考にさせていただきました。

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01-11(金)

「氷結の森」 熊谷達也


日露戦争から生還した柴田矢一郎は、故郷の秋田県阿仁を離れ、職も住まいも転転とする流浪の生活を続けている。そんな彼を10年もの間、追い続ける男がいた。雪深い森で、男から散弾銃を浴びた矢一郎は、危機一髪逃れるが…。さらなる過酷な運命が、矢一郎を待ち受けていた。直木賞受賞作「邂逅の森」に連なる“森シリーズ”マタギ三部作完結篇。



<感想> ★★★☆☆

“森シリーズ”マタギ三部作の完結篇になる本書の舞台は、日露戦争直後の

南樺太(サハリン)です。 厳冬の南樺太をさ迷う主人公は様々な試練に遭遇

して行きます。 中盤から舞台は対岸のロシアへ・・・折りしも極東の町はロシ

ア革命の嵐が吹き荒れていました。 


サハリンに住む原住民の美しい少女、赤軍パルチザン、影の世界に君臨する

中国人。 そして厳冬の町に流れついたワケありの日本人達。 時代背景もき

っちり描かれているし超一級の冒険小説に仕上がっています。 


でも、マタギは・・・・

これってマタギ三部作じゃなかったのか?という基本的な問題は最後まで置き

去りにされています。 凶暴なヒグマの生息地である北の大地を舞台に、人間

と自然の対決を期待していたのに・・・・さらに言うならゴルゴ13並みの射撃の

腕(元マタギなので・・)を持つ主人公のストイックさも鼻につきます。 


まぁ~冒険小説としてはそこそこ面白いし、そこはそれなりに評価をしますが、

『邂逅の森』で著者に惚れ込んだ読者はマタギの物語を期待しているわけで、

このあたりはやられたというか騙されたというか・・・

ちょっとビミョーな気分にさせられました。 

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01-09(水)

「吉原手引草」 松井今朝子


なぜ、吉原一を誇った花魁葛城は、忽然と姿を消したのか?遣手、幇間、楼主、女衒、お大尽―吉原に生きる魑魅魍魎の口から語られる、廓の表と裏。やがて隠されていた真実が、葛城の決意と悲しみが、徐々に明らかになっていく…。誰の言葉が真実なのか。失踪事件の謎を追いながら、嘘と真が渦巻く吉原を見事に紡ぎあげた、次代を担う俊英の傑作。



<感想> ★★★★☆

本書は前回(137回)の直木賞受賞作です。

忽然と姿を消した花魁(おいらん)の謎を解き明かしていくという筋立てですが、

周囲の人々の証言をもとに消えた花魁と事件を浮き彫りにしていく手法を用い

ています。 また、その証言も一対一の会話ではなく証言者のモノローグ形式に

なっています。 

ちょっとかわった構成ですが、証言をするのは吉原に関わりをもつ人々。 

事件を浮き彫りにするだけではなく、そこでは語られるのは吉原の表と裏。 

遣手、幇間、楼主、女衒、商人・・・個性のある語り口は落語を聴いているような

気になります。 


私自身、あまり時代小説を読まないのでたしかな事は言えませんが、オチは典

型的な時代小説のそれです。 月並みと言えば月並みですが、やはり時代小説

には時代モノにふさわしい結末が必要です。


吉原といえば、時代モノの舞台として最も多く使われるのではないかと思います。

しかし、その描かれ方はともすれば抽象的になりがちです。 そこには、どのよ

うな人々がいたのか?登場人物の息遣いが感じられます。 


エンターテイメントとして楽しむ一方で、当時の文化や風俗も垣間見ることのでき

る本書は、一粒で二度美味しい時代小説です。

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01-08(火)

芥川賞・直木賞候補作品発表



平成19年下期の芥川賞、直木賞候補作の発表がありました。

詳細は文字リンク先(文藝春秋)をご覧ください。

第138回芥川龍之介賞候補作品




川上未映子 「乳(ちち)と卵(らん)」(文學界12月号)





田中慎弥 「切れた鎖」(新潮12月号)





津村記久子「カソウスキの行方」(群像9月号)





中山智幸 「空で歌う」(群像8月号)





西村賢太 「小銭をかぞえる」(文學界11月号)





山崎ナオコーラ「カツラ美容室別室」(文藝秋号)



  

楊 逸 「ワンちゃん」(文學界12月号)


相変わらず川上未映子さんのタイトルには度肝を抜かれますが
山崎ナオコーラさんも負けてません。 
一時の小林幸子さんVS美川憲一さんみたいな展開が予想されます。

各候補者の経歴(文藝春秋)



第138回直木三十五賞候補作品




井上荒野  「ベーコン」




黒川博行 「悪果」





古処誠二 「敵影」





桜庭一樹 「私の男」


  

佐々木譲「警官の血」





馳 星周 「約束の地で」


前回は時代小説のオンパレードでしたが、
今回、時代小説のノミネートはなしです。

既読は『警官の血』。現場の警察官(おまわりさん)描き続ける
著者の姿勢は好感が持てます。

『私の男』注目の一冊ですが、この作品で直木賞を獲ると
桜庭さんの方向性が限定されてしまうような気が・・・

各候補者の経歴(文藝春秋)

選考会は1月16日 午後5時から行われます。

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01-06(日)

明日から・・・


うぅ・・ 

お正月休みが終わってしまう・・

明日から社会復帰できるかどうか心配です。 

ヒキコモリ状態だったので、リハビリを兼ねて川崎大師に行ってきました。

毎年、駐車場で苦労しているので今年は途中に車を置いて電車で・・・・ 

京急大師線は初めて乗りましたが、京成線を思わせるシブさが気に入りました。 

素朴な駅舎赤い電車がよく似合っていました。


    


というわけで、明日に備えてお買い物。

新刊本を二冊買う予定でしたが、

どうやら私は金欠病という怖ろしい病に冒されていたようです。

どうして、今日まで忍び寄る病魔に気がつかなかったのでしょうか(泣)

手遅れです・・・

結局「ブ」に


      

2,065円でした。


    


初詣の帰りに、靴を買って下さいと奥さんにお願いしました。

お正月休み終了であまりにも元気のない私に同情したらしく、

買っていただくことができました。

靴

アリガタイ・・アリガタイ・・・

明日はこの靴を履いてお仕事に行きます。



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私のベスト本 2007
↑6日現在、8人の方がトラックバックをしてくださいました。
興味のある方はご覧になってみてください。

 
01-04(金)

「相剋の森」  熊谷達也


「山は半分殺してちょうどいい―」現代の狩人であるマタギを取材していた編集者・美佐子は動物写真家の吉本から教えられたその言葉に衝撃を受ける。山を殺すとは何を意味するのか?人間はなぜ他の生き物を殺すのか?果たして自然との真の共生とは可能なのか―。直木賞・山本賞受賞作『邂逅の森』に連なる「森」シリーズの第一弾。大自然と対峙する人間たちを描いて感動を呼ぶ傑作長編。


<感想> ★★★☆☆

本書は『邂逅の森』『氷結の森』と連なる著者の「森シリーズ」の第一弾です。

二作目、三作目が近代を舞台にしているのに対して本書の舞台は現代。

もちろん本書も伝統的な狩猟集団であるマタギを描いています。 

そもそもマタギとは何なのか? なぜ彼らは食料に不自由しない現代におい

て今なおクマ猟を続けているのか? という疑問に答える形でストーリーが展

開していきます。 疑問に対する著者の答えに、全ての読者が納得するとは

思いませんが、それが綿密な取材に裏打ちされているということは確かです。 


物語の前半は登場人物の背景や現代マタギ考に終始していますが、後半の

視点はそれらを徐々に俯瞰視していきます。 古(いにしえ)から変わらぬ自

然。 同じ土地で生きた登場人物たちの祖先・・・・・ 

そこにおぼろげながら現れるのが『邂逅の森』の主人公である松橋富治です。 

個人的には読む順番を間違えてしまいトホホでしたが、このあたりの盛り上げ

方は秀逸です。 


正直言って、二部の『邂逅の森』とストーリー性で比較するなら、格段に落ちま

すが、二部へのプロローグと位置づけるなら本書は必読と言えます。

「森シリーズ」を読みたいとお考えの方にオススメします。


この順番で読むと十二分に楽しめます。


  →    →  

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書評、レビュー

 
01-03(木)

気になる二冊とセカチュー


新年3日目も快晴 

今日はカーテンを洗濯しました 

すげぇ~達成感です 

カーテンが乾く間、「楽天」を飛び出して、

あちこちの読書系ブログを  拝見していました。 

2007年のベスト  をUPされている方も

いらっしゃって大変参考になりました。

そこで気になった本が・・・




朝日新聞に連載されていたようで、あちこちの管理人さんが褒めてました。
あらすじを読む限りでは、桐野ワールドを思わせます。





こちらは伊坂幸太郎さんの新刊です。
リンク先にも感想をUPされている方がいらっしゃいました。



お休み中に年末ギリギリまで読んでいた本の感想をUPしますが、

今年の読み始めは、この二冊のどちらかにしようと思ってます。


  

 

今、TVをつけたら『世界の中心で、愛をさけぶ』をやっています。

大沢たかおさんがホントに叫んでました 

これも何かのご縁です。 

今さらですが、08年読む読むリストに加えておきます 

  


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01-02(水)

「紫蘭の花嫁」 乃南アサ


「あいつから逃げなきゃ!」執拗に追ってくる男の影に脅えつつ、逃亡を続ける花屋の店員、三田村夏季。同じ頃、神奈川県下では不可解な連続女性殺人事件が起こり、刑事部長・小田垣の苦悩の日々が始まった…。追う者と追われる者の心理が複雑に絡み合い、やがて衝撃のクライマックスへ。傑作長篇ミステリー。



<感想> ★★★☆☆

乃南アサさんといえば、女性主人公の内面を描く心理サスペンスが多い

という印象がありますが、本書は複雑なプロットを用いた本格ミステリ

ー風の作品です。

もちろん、心理サスペンスの盛り上げも巧妙ですが、乃南作品を読み慣

れていると冒頭は戸惑うかもしれません。

多少なりともミステリーを読んでいると、ある程度までの展開は予想が

つきますが、本書の展開は予想外でした。 

ただ、まとめすぎるラストはいただけないような気が・・・
 
01-02(水)

「孤高のメス」 大鐘稔彦


当麻鉄彦は、大学病院を飛び出したアウトサイダーの医師。国内外で腕を磨き一流の外科医となった彼は、琵琶湖のほとりの民間病院で難手術に挑み患者達の命を救っていく。折しも、大量吐血して瀕死の状態となった「エホバの証人」の少女が担ぎ込まれる。信条により両親は輸血を拒否。一滴の輸血も許されない状況で、果たして手術は成功するのか。


<感想> ★★☆☆☆

本書は幻冬舎で文庫化されていますが、全6巻という大作です。

あらすじをご覧いただければお判りいただけると思いますが、医療モノです。

特徴を一言で言うなら文庫6巻という長さでありながら、あっという間に読めて

しまうということです。 とにかく読みやすい作品ですが、意地悪なことを言え

ば、それ以上でも以下でもありません。 


医療モノといえば、医学界の内面をするどく抉った山崎豊子さんの『白い巨塔』。

医師の内面を私小説風に描く初期の渡辺淳一さんや、南木桂士さんなどがメ

ジャーですが、臨床現場の問題点を提起するという点においてはコミックに大

きく水をあけられているような気がします。 本書もコミックのノベライズのようで

すが、この三点に関してはかなり弱いような気がします。

 
01-02(水)

あけましておめでとうございます。



謹賀新年


ねずみ年

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関東地方は昨日(1日)も今日も快晴です。

年賀状を買いにコンビニに行ったら、3巻目を見かけたので



2008年のお買い物一番目でした。

今年もよろしくお願いします。


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