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Author:きたあかり
文芸書中心の読書日記です。
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10-19(金)

「蛇にピアス」  金原ひとみ


「スプリットタンって知ってる?」そう言って、男は蛇のように二つに割れた舌を出した──。その男アマと同棲しながらサディストの彫り師シバとも関係をもつルイ。彼女は自らも舌にピアスを入れ、刺青を彫り、「身体改造」にはまっていく。痛みと快楽、暴力と死、激しい愛と絶望。今を生きる者たちの生の本質を鮮烈に描き、すばる文学賞と芥川賞を受賞した、金原ひとみの衝撃のデビュー作。


<感想> ★★★★☆

本書に関して、ア○ゾンのカスタマーレビューは300を超えています。

芥川賞も地に墜ちた。 稚拙である。 親の七光り。 文学ではない。

読む価値もない。
 という辛口コメントが大半を占めています。 芥川

賞受賞作によく見られる傾向ですが、あまりにも断定的な物言いをされ

ると「アンタの価値観は絶対的なモノサシなのかい?」と問いかけたく

なります。 個人的に好き、嫌いを書くのはいいと思いますが、それを、

作品を評するモノサシにするのはいかがなものでしょうか?


さて、そんな本書ですが、個人的に面白くてイッキ読みしちまいました。

スプリットタンや刺青を好む若者なんていうと、それだけでひいてしま

いますが、閉塞されたアンダーグラウンドの底で蠢く主人公の内面を、

暴力や性に置き換えて表現しています。 もちろんこの表現方法を是と

するか非とするかで評価が分かますが、ブンガクというベクトルの延長

線上にあると考えればアリではないかと思います。 


とは言うものの、性描写ではストレートな言葉が使われているし、暴力的

な表現も多く見受けられます。 決してオススメはしませんが、そんなに

評判が悪いなら、どんなモノだか確かめてみたい!!という好奇心で読む

ならソンはしないと思います。

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10-16(火)

アイロンがけ


今日は午後からの出勤にしました。

仕事に行く前にすることといえば、Yシャツのアイロンがけです。

寝る前にしてもいいんだけど、ついつい面倒で・・・・

毎朝、出掛ける前にアイロンがけをしています。


最近のYシャツは形態安定加工が施されているので、昔ほど苦労

はしませんが、さすがにノーアイロンというわけにはいきません。

私が着ているのは、イトー○ーカドーで2,900円で売っているやつです。

隣の棚に4,900円という商品が並んでいて気になっていますが、

もう少し、アイロンがけがラクだったりするのでしょうか?


少し涼しくなって、Yシャツの上にジャケットを羽織るようになったので

ここ数日は、前しかアイロンをかけていません。 

後ろはシワシワですが、ジャケットを脱がなければいいし。

今日も気温が上がりませんように・・・


 
10-15(月)

「漂泊の牙」 熊谷達也


雪深い東北の山奥で、主婦が野犬とおぼしき野獣に喰い殺されるという凄惨な事件が起きた。現場付近では、絶滅したはずのオオカミを目撃したという噂が流れる。果たして「犯人」は生きのびたニホンオオカミなのか?やがて、次々と血に飢えた謎の獣による犠牲者が…。愛妻を殺された動物学者・城島の必死の追跡が始まる。獣と人間の壮絶な闘いを描き、第19回新田次郎文学賞を受賞した傑作冒険小説。


<感想> ★★★★☆

熊谷達也さんは、どの作品でも巻末に記される「参考文献」 の数が半端

ではありません。 本書でも42冊の書名があげられています。 


さて、あらすじを読むと『邂逅の森』のような動物(オオカミ)と格闘する男の

物語を想起しますが、どちらかといえばミステリーの色合いの濃い作品です。 

前半では、オオカミ、覚醒剤、ヤクザ、刑事、マスコミ、動物学者と、とっ散ら

かった感がありますが、後半では、それらが著者の得意分野である民俗学

という触媒を経て、舞台になる東北の山深い寒村に収斂されて行きます。 


やや、展開の強引さが気になりましたが、著者の経験に基づいて描かれた

と思われる雪山でのシーンは圧巻です。 また、物語の核になるサンカにつ

いても興味深く読みました。 作家の創りあげた虚構の世界にどっぷりつか

るというのも読書の楽しみですが、作品から新たな知識を経て自分なりに深

めていくというのも、読書本来の目的かもしれません。 


 
10-14(日)

死の時計


リンク先のまるさんのところで、

「死の時計」


というサイトを見つけました。

生年月日、性別、BMI値、おおまかな性格、喫煙の有無

を入力すると、予想される死亡年月日が出てきます。

ちなみに私の死亡日は・・・・

2050年3月1日

あと43年です・・・

100まで生きたい!という野望を胸に秘めている私としては、ちょっと不満


ちなみに喫煙がNOで、BMI値が下がると長生き出来るようです。

この二つが、長寿の要因ということかもしれません・・・


ご自分のBMI値は、リンクをクリックして調べてみてください。
 
10-14(日)

「噂」 荻原浩


「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターの女子高生がスカウトされた。口コミを利用し、噂を広めるのが狙いだった。販売戦略どおり、噂は都市伝説化し、香水は大ヒットするが、やがて噂は現実となり、足首のない少女の遺体が発見された。衝撃の結末を迎えるサイコ・サスペンス。


<感想> ★★★★☆

荻原浩さんといえば代表作は『明日の記憶』です。 あまり読んだことはあり

ませんが、どちらかというとハートウォーミング系の作品が多い作家という印

象です。 本書は、そんな荻原浩さんのミステリーです。 


さて、作家にはそれぞれ得意分野(業界)というものがありますが、作家のサ

ラリーマン経験が大きく影響しているように思います。 横山秀夫さん(地方

紙の警察担当記者)、池井戸潤さん(財閥系都市銀行)、絲山秋子さん(住宅

設備メーカーの営業)、重松清さん(予備校講師)。 数え上げれば枚挙に暇

がありませんが、著者のプロフィールを見ると広告会社のサラリーマンを経て

作家になっています。 


本書では、口コミを意図的に作り出す戦略的な広告展開や、広告業界に身を

置く人たちの独特な考え方などが詳しく書かれています。 情報はどのよう

に伝播して、それがどのように作用していくのかを興味深く読みました。 

もちろんミステリーとしての持ち味も充分に味わえます。 さらに狂言回し役

を担っている、しょぼくれた中年刑事と階級的には上の若い女性刑事のキャ

ラ造形がピカイチです。 


読み終わったあと、昨今の沢尻エ○カ発言や、例のボクシング一家の言動など、

もう少し冷静な目で見る必要があるかなぁ~感じました。


※追加

斜め読みしていて気がつきませんでしたが、リンク先の方の感想を拝見したあと

読み直したら・・・ラスト一行ぞぉ~としました。 巧くできたミステリーです。

ぞぉ~としたい方にオススメです。 

気がつかなかった人はもう一回読んで下さい。

hamutanさんありがとう♪



 
10-10(水)

「走るジイサン」 池永陽


頭の上に猿がいる。話しかければクーと鳴き、からかえば一人前に怒りもする。お前はいったい何者だ―。近所の仲間と茶飲み話をするだけの平凡な老後をおくっていた作次。だが、突然あらわれた猿との奇妙な「共同生活」がはじまる。きっかけは、同居する嫁にほのかな恋情を抱いたことだった…。老いのやるせなさ、そして生の哀しみと可笑しさを描く、第11回小説すばる新人賞受賞作品。


<感想> ★★★★☆

池永陽さんの作品を読むのは三作目になります。

『コンビニ・ララバイ』では物語の面白さを堪能しましたが、本書は更に小説

としての巧さが兼ね備わっています。 著者のデビュー作にあたるようですが、

デビュー作にしては巧すぎます。 池永陽さんの才能を見せつけられたような

気がします。


さて、主人公は長年、鋳物職人と過ごしてきた69歳の作次。 長男夫婦と暮

らす彼の日常を軸に物語が展開していきます。 個人的に69歳といえば、そ

こそこ枯れてはいるものの、長年の人生経験にモノを言わせて多少のことで

は動じない・・・というイメージですが、主人公の作次は同居する嫁さんや周囲

の人々言動、そして老いへの恐怖に翻弄されています。 


思えば私も20歳のころは、40過ぎたら酸いも甘いもかみ分けたリッパな

オッサンになっていると思っていましたが、実際はそうでもなかったりします。 

人生の機微は20歳にもあるし、40歳になってもあります。 それは69歳

というリタイヤした世代にもあるということを、ユーモアに適度の哀愁をブレ

ンドした文章で、読者に訴えかけてきます。 


作次が頭に乗せている猿は作者の思いをこめた比喩ですが、具体的にそれが

何かを論ずるより、それを淡々と受け入れる作次の心理に作品のテーマが隠

されているような気がします。 


自分が老人といわれる立場になった時、どのような状況に置かれているのか?

ウチのジイサンは何を考えているのか?そんなことをお考えの方にオススメ

です。

 
10-07(日)

「冤罪者」  折原一


ノンフィクション作家・五十嵐友也のもとに届けられた一通の手紙。それは連続婦女暴行魔として拘置中の河原輝男が冤罪を主張し、助力を求めるものだった。しかし自らの婚約者を犯人に殺された五十嵐にとって、それはとても素直に受け取れるものではない。河原の他に真犯人がいるのだろうか。謎のまた謎の千枚。



<感想> ★★★★★

著者の折原一さんは、本格ミステリーの書き手として不動の地位を築いて

いる作家の一人です。 

前から書いていますが、私は本格ミステリーが苦手です。 こんなことを書

くと本格ファンのみなさんの顰蹙をかいそうですが、トリックや騙しに凝るあ

まり、人間や事件の本質に踏み込めていない作品が多いような気がするか

らです。 


そんな私が本書を手に取った理由は第118回の直木賞候補になっている

からです。 ちなみに118回の候補は、北村薫さん『ターン』、京極夏彦さん

『嗤う伊右衛門』、池上永一さん『風車祭』、そして桐野夏生さんの『OUT』

です。 選考結果は該当作なしでした。 


さて、文庫600頁の大長編である本書は二部構成です。 

前半は冤罪をめぐる社会派ミステリーの要素が強いので、大半の読者はす

んなり入ることが出来ます。 後半は折原一さんの十八番である本格ミステ

リーです。 前半でどっぷりストーリーにハマっているせいか、伏線が張り巡

らされた不自然な進行にもついていくことができます。 

ラスト100頁のヒキは秀逸で、折原一さんの文章力の確かさを思い知らされ

ました。 


ネタバレになるので本筋には触れませんが、ストンと落ちる結末も見事です。

ミステリーは好きだけど、本格は苦手とおっしゃる方に強くオススメいたします。

 
10-06(土)

ひさしぶりのお買い物


先週も今週も、たぶん来週も土曜出勤です・・

一日仕事の予定でしたが、同僚が午前中で帰ると言うので、

私も勇気を振り絞って午前中で帰ってきました。


久しぶりにブック○フに行ったら、ポイントカードが

黄色いやつからT‐CARDに変わってました。 

「作ってください」というので作りましたが、

名前と住所はテキトーに書いておきました 


というわけで、今日のお買い物




ケイプコッドさんの感想を拝見して・・

私も隣町まで買いものに・・・





まるさんの感想を拝見して・・・

もう中毒仲間です・・・・





川上弘美さんの最新文庫です。

いつもとはちがう感じかな・・





ホントは『初恋温泉』が読みたかったんだけど・・





まぁ~100円だったので・・(汗)


 
10-06(土)

「夜明けの縁をさ迷う人々」  小川洋子


もし彼が零れ落ちそうになったら、私が受け止めてあげよう--珠玉の作品集
風変わりな曲芸師と野球少年の友情、放浪の涙売りの恋、エレベーターで生まれたE.Bの生涯.、老嬢が語る作家だった祖父の形見の話……どこか奇妙ですこし哀しい人々を、手のひらですくうように描いた、珠玉の作品集。



<感想> ★★★☆☆

9月に出た小川洋子さんの最新短編集です。

『博士の愛した数式』以降、癒し系の作品を手がけるようになりましたが、

静謐間の漂う作品がメインになっています。 そしてもうひとつが、残酷な

描写を核とするグロ系の作品です。 全作品なら、静謐5:癒し3:グロ2

という割合ですが、本書は静謐2:癒し1:グロ7というところです。 


小川洋子さんの作品はデビュー当時から読んでいて、文章の巧さはピカイチ

だと思いますが、グロ系だけはイマイチ馴染めません。

というわけで、小川洋子さんのグロ系がお好きな方には強くオススメしますが、

静謐系がお好みであれば、文庫になるまで待つのが懸命だと思います。

癒しの長編『博士の愛した数式』と『ミーナの行進』で、小川洋子ファンになっ

たという方は、読まないほうがいいと思います。 大火傷しちまいますぜ。



 
10-04(木)

「クローズド・ノート」 雫井脩介



『火の粉』『犯人に告ぐ』の俊英が贈る、新たなる感動作!
香恵はバイトとサークルに勤しむごく普通の大学生だ。ある日、前の居住者が置き忘れたノートの束を見つける。興味本位でノートを手にする香恵。そのノートが開かれた時、彼女の平凡な日常は大きく変わり始める――。



<感想> ★★★☆☆

とりあえず買ってはみたものの、積読になっていた一冊です。

雫井脩介さんといえば、やはりミステリーです。 ミステリー作家として充分

評価しますが、恋愛小説ってどうよ・・という印象があったからです。 

本書に関しては、より多くの読者層を意識した作品と言えると思います。


さて、一人暮らしの女子大生である主人公香恵が、前の居住者が忘れて行っ

たノート(日記)を手に取りところからはじまります。 


日記の持ち主は、小学校の教師をしている伊吹。 香恵が伊吹の日記を読むと

いう形ですが、基本的には、二人の女性の物語をパラドックスで描いています。  


物語の展開やオチは50頁も読むと大体予想がつくし、その通りのラストが用

意されています。 しかし、着地点に関しては読者の予想をいい意味で裏切っ

ています。 たとえ、自分の気持ちが不条理によって断たれることがあっても、

生きた証を残すことによりその気持ちを成就させることが出来る。 そんな気

持ちにさせてくれる一冊でした。


「あとがき」をくれぐれもお忘れなく。。。

 
10-02(火)

九月の書籍代


エリカ様報道がきっかけで、積読になっていた



を、昨夜から読み始めて今日読み終わりました。


「はじめ人間ギャートルズ」のような出で立ちで、あのような

態度をお取りになるエリカ様が、この作品の主人公・・・・

世間様ではかなり顰蹙をかっているようですが、

なんとなく映画を見てみたいような気が・・・

本の感想はのちほど・・



というわけで、読書の秋。 

九月の書籍代です。

11冊 5,140円

  今月の大当たり 





 今月の当たり 


  



 
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