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07-30(日)

7月の書籍代


関東地方もやっと梅雨明け  例年だと20日前後なので、

今年は10日遅かった計算になります。 お野菜も葉モノを中心に値上

がっているし  北海道を除く関東以北の新米も遅れるかも・・・    


ちょっと前から  きたあかり号の  オイル警告等が点いたり消えたり

していたので、オイル交換に行ってきましたが・・  

なっ、なんとオイルがほとんど入っていなかったそうです  

みなさんオイル交換は小まめにいたしませう 





というわけで7月の書籍代です。

5冊 2210円



 7月の大アタリ

ららら科學の子  ココデナイドコカ


7月のアタリ

ささらさや

年度末から第一四半期終了まで、やたらと忙しかった仕事も一段落しました。

今年の後半はもうちょっと本が読めるかもしれません。

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07-29(土)

「ココデナイドコカ」  島村洋子著 祥伝社

ココデナイドコカ


私は、自分のことを不幸な人間だと思っている。
数え上げてみるときりがない。一から十までだ――
せつなくココロに迫る9つの物語




<感想> ★★★★☆

一昨日、感想をUPした『家族善哉』と一緒に買った本です。

本書は人情喜劇的側面を持つ『家族善哉』から一転してシリアス路線です。

9つの短編の主人公はいずれも不器用で、ちょっとズルい女性。 今風に

言うならイタい女。 作家で言うなら平安寿子さんや山本文緒さんが最も

得意とするキャラです。 このお二人の描き方の違いは、このキャラを擁

護するが平安寿子さんで、突き放すのが山本文緒さんではないかと思います。 

しかし、そんな山本文緒さんでもフォローの意味合いを含む余韻のような

ものを感じますが、島村洋子さんはバッサリ斬り捨ててしまいます。 

印象に残った作品は本当に好きなものが手に入らないので代用品を手に入れ

る主人公を描く『代用品』。 出会い系サイトのサクラをする女性と、犯罪

まがいのサイドビジネスに手を染める女性が交錯する『嘘恋人』

個人的には、短編の面白さを堪能できるし、読み応えもあって好きですが、

女性が読むとかなり滅入る作品かもしれません。 お読みになるというな

ら山本文緒さんで免疫をつけてから・・・と申し添えておきます。 


 
07-29(土)

「深夜特急」の装丁で使われている絵


以前から気になっていたのが、沢木耕太郎さんの『深夜特急』

の装丁に使われている絵


深夜特急(1)  深夜特急(2)  深夜特急(3)  

深夜特急(4)  深夜特急(5)  深夜特急(6)



調べてみたらカッサンドル(A. M. Cassandre)という人の作品。

主に1920年代~30年代にかけて商業用のポスターを

手がけていたグラフィックデザイナーだそうです。

当時の移動手段といえば列車と船。

これらのポスターで旅情をかきたてられた

数多くの人達が旅に出たのかもしれません。

そういえばタイタニック号の事故もこの時代・・・


余談ですが、イヴ・サンローランのロゴもカッサンドルの作品だそうです。

A.M.Cassandre Gallery


 
07-28(金)

NEW ドラえもん


今日は久しぶりに早く帰ってきてドラえもんを見ました。

一時期、話題になっていましたが、声優さんが代わっていて違和感が・・

そう考えるとサザエさんは頑張ってますよね





『ささらさや』の感想をUPして加納朋子さんの

ことを調べたら、貫井徳郎さんとご夫婦なんですね  

ちょっとぶっくり・・・


 
07-28(金)

「ささらさや」 加納朋子著 幻冬舎

ささらさや

事故で夫を失ったサヤは赤ん坊のユウ坊と佐佐良の街へ移住する。そこでは不思議な事件が次々に起こる。けれど、その度に亡き夫が他人の姿を借りて助けに来るのだ。そんなサヤに、義姉がユウ坊を養子にしたいと圧力をかけてくる。そしてユウ坊が誘拐された!ゴーストの夫とサヤが永遠の別れを迎えるまでの愛しく切ない日々。連作ミステリ小説。


<感想> ★★★★☆

加納朋子さんの作品を読むのは3作目ですが、加納朋子さんほどポジショ

ンが明確になっていない作家さんも珍しいのではないかと思います。 基

本的にはミステリー仕立ての作風ですが『ガラスの麒麟』などを読む限り

文体は江國香織さんのそれに近いと思います。 

本書もストーリー自体に目新しさはないもののあらゆるジャンルを内包し

た加納ワールドが展開しています。 主人公のさやは最近の若い母親像と

かけ離れた人物設定になっています。 さやの使っているベビーカーがA

型でもB型でもなく昨今見かけなくなった乳母車というのはある意味で象

徴だと思います。 私たちは死という最大の不条理から逃れることが出来

きません。 逝ってしまった者、遺された者。 それぞれ、それをどのよ

うに受け容れるのか?そんなことを考えされられました。 

子供が生まれたばかりの時不安に思っていたことっていくつもあると思い

ますが、本書にもさやの視点を借りていくつか語られています。 突然の

高熱の正体が突発性発疹だったり・・・。私は大泉門(あたまのプヨプヨ

したところ)の存在が信じられませんでした(笑) 

私自身は未読ですが『いま、会いにいきます』と比較して読んでみても面

白いかもしれません。 

 
07-27(木)

「家族善哉」 島村洋子著 講談社

家族善哉

母親が、ナント娘と同じ高校の同級生に!?大阪で暮らす咲子は、高校時代に妊娠、結婚。再び高校に通い始めたが、高2の娘・美佐緒が恋した男子との三角関係に。そして、家には幼子を連れたかつての友達が転がり込んできて…。男気溢れる夫や初恋に揺れる息子も巻き込んだユーモアいっぱいのナニワ人情物。


<感想> ★★★★☆

前から読みたいと思っていた島村洋子さんの作品です。

大阪の下町に住むある家族をユーモアたっぷりに描いている本書は、その

あらすじを読む限り、突飛な設定と言わざるをえませんが、この設定が母

親と娘の関係を描く上で効果的に使われています。 それを踏まえるなら、

似たような構成で、家族の内包する毒をあぶりだした角田光代さんの『空中

庭園』ばりにへビィーな作品になってしまうところですが、軽妙な大阪弁

と独特のノリ。 そしてなによりビミョーな関係の母子をとりまく家族の

存在が、この物語を笑えるけど最後にはしんみり・・・という典型的な浪

速人情喜劇に変えています。 登場人物たちは大阪弁で数々の名台詞を繰

り出していますが、妻を学校に行かせるために仕事を休んで家事をする長

距離トラックのドライバーである父親のせりふが印象に残りました。

食パンってなかなか腐りませんなぁ、なんかあやしいですなぁ。

うん!たしかに・・・・いったいどうなっているのでしょうか(笑)


 
07-24(月)

餘部鉄橋


先週末には  梅雨明けか・・・

と思っていましたが、今週も天気はイマイチ のようです。 

リンク先の皆さんもあちこちにお出掛け  になっているよう

ですが、私は再来週から一週間夏休みです  

長男は学校を卒業してしまったし、長女は受験生  

さらに奥さんは仕事なので、家で寝ていることになりそうです 

さて、そんな私でもかねがね行きたいと思っているところがあります。 

鳥取 兵庫県にある餘部鉄橋

あまるべ

写真は「デジタル楽しみ村」様よりお借りしました

なっ、なんとこの鉄橋90年前に造られました。

長年の風雪に耐えてきましたが、来春には架け替え工事が始まるそうです。

なんかもったいないですよね・・・

 
07-18(火)

「太陽と毒ぐも」  角田光代著   マガジンハウス

太陽と毒ぐも


角田光代のどこにでもいる恋人たちを描いた11の恋愛短編集。

【目次】
サバイバル/雨と爪/お買いもの/57577/昨日、今日、明日/100%/共有過去/糧/二者択一/旅路/未来


<感想> ★★★★☆

お風呂に入らない女。 通販で節操なくモノを買いまくる男。 やた

ら記念日にこだわる女。 盗癖のある女。 ジャンクフードしか食べな

い女。 まともに働かず浮気ばかりする男・・・。 

本書の語り手達は、そんなパートナー(恋人)を持っている男女です。 

大半の人がそうだと思いますが、恋愛の初期というのは完全に魔法がか

かっている「恋は盲目」状態です。 しかし、しばらくすると相手を

冷静に見る(見えてしまう)時期がやってきます。 初めはなんとな

く許せたことも、段々許せなくなってきて、それがその後の恋愛を左

右する決定的なものになってしまう・・・。

サラダ油に酢を入れて、ぐるぐるかき混ぜる。 なかなか混じり合

わない両者は、数秒でちゃんと融合しどろりと白濁したドレッシング

になる。=中略=

けれど白濁したドレッシングを放置すればまたすぐに分離してしまう。

譲歩も変更も、あたらしい習慣も入りこむ余地のない何かを、私たちは

それぞれ相手の中に見つけ出してしまう・


本書の語り手たちは、そんなパートナーを逡巡しながら最終的には受け入

れてしまいますが、それってダイジョーブなのかなぁ・・・あっ、それ

って恋が愛に変わる瞬間?などと年甲斐もなく考えてしまいました(笑)

角田さんの作品はある種の毒があって苦手という方も多いようですが、

本書は角田作品の割には軽い感じなので「角田作品苦手・・・」とい

う方でも読めると思います。 角田作品の一冊目としてもオススメでき

ます♪

でも、お風呂に入らない人とか、盗癖のある人って・・・

太字は本文からの引用です。
 
07-15(土)

村上春樹さんの新刊情報


今さらですが、本日衣替えを決行しました 

私に許されているクローゼットの占有スペースはかなり狭いので

布団圧縮袋を使っています。圧縮すると衣類が傷むという方もいら

っしゃいますが、そんなにリッパな洋服は持っていないのでゼンゼン

OKです  布団圧縮袋ってホントに面白いですね 

いろんなモノを圧縮したくなる衝動に駆られました 


  

久しぶりに村上春樹さんの村上朝日堂をチェックしたら新作情報が・・・・

野崎孝訳の出ているフィッツジェラルドの『グレートギャッビー』

清水俊二訳の出ているチャンドラーの『長いお別れ』

それぞれの村上春樹訳が年末と来春に出版される予定だそうです 

『グレートギャッビー』は想定内でしたが、『長いお別れ』はぶっくり

チャンドラーの硬質な文体、フィリップ・マーローの吐く紋切り型の

セリフ・・・・ハードボイルドの最高峰と言われている作品を村上春樹

さんがどのように訳すのでしょうか。。定番ともいえる清水俊二訳

と比較してみるのも面白いかもしれません。 今から楽しみです 

追記

詳細は村上朝日堂内のボストン便り2をご覧下さい。

一番下の項目です。


 
07-15(土)

角田光代さんのオンライン小説


今回の芥川賞、直木賞で受賞者以上に話題になっている

角田光代さんですが、プラチナギルド・インターナショナル

のサイトでオンライン小説の連載を開始しました 

私がバンバン稼ぐから、あなたは好きなものを書きなさい!

などとダンナに言ってるかもしれませんね!

純文学はお金になりませんからね・・ 

うらやましい・・・

プラチナスペシャルストーリー

「消えない光」

週一更新で年末まで続くようです 

 
07-13(木)

平成18年度上期、芥川賞、直木賞受賞作が発表


平成18年度上期、芥川賞、直木賞受賞作が発表になりました 


芥川賞

伊藤たかみ
「八月の路上に捨てる」




直木賞

三浦しをん
「まほろ駅前多田便利軒」

森絵都
「風に舞いあがるビニールシート」




各賞の詳細は下記リンク先を参考になさってください♪

直木賞

芥川賞



芥川賞を受賞された伊藤たかみさんですが、

 角田光代さんのダンナさんらしいです  


受賞日すっかり忘れてました 

リンク先のきらりこさんに感謝です 



 秋さんお誕生日おめでとう 

 

 
07-13(木)

お盆


今日は仕事を休んで、午後からお墓参りに行ってきました 

一般的にお盆は8月ですが、東京は今日がお盆の迎え火です 

江戸川を渡るだけで、どうして一ヶ月違うんだぁ~

という単純な疑問も残りますが・・

普段は閑散としているお寺ですが人も多くて  駅前に提灯

(お墓に飾る小さなやつです)を売る店が出ていました 

帰りは、冬に行った 品川アトレの中にある  オイスターバーで

牡蠣を食べてきました。 平日でランチタイムも過ぎていたので、

ゆっくりできました。 相変わらず生牡蠣は美味しかったけど、

いつのまにか全フロア禁煙に・・・

 
07-12(水)

日本沈没


「日本沈没」のリメイク版が 公開されるようです。

小松左京さん原作の『日本沈没』は73年に映画化されて、翌年にはTV

ドラマ化されています。 私はTVドラマを再放送 で見ていました。

当時としては最高峰の特撮で、日本各地が 沈没していくさまを見せつけ

られた小学校低学年の私は  恐怖のズンドコ

に叩き落された記憶があります。 あまりにも怖くて途中で見なくなってしま

ったので結末は未だに知りません

今回のリメイク版の主人公は草薙剛さんですが、73年の映画では同じ

役を藤岡弘さん(初代仮面ラーダーの人)

TV版では村野武範さん(くいしんぼうバンザイの人)が演じていたようです。

ちなみに原作本は、国内の文芸書では発行部数歴代3位だそうです。


国内文芸書、歴代発行部数ベスト3(2006年6月現在)

1.321万部 片山恭一 『世界の中心で、愛をさけぶ』 小学館、2001年。

2.238万部 村上春樹 『ノルウェイの森(上)』 講談社、1987年。

3.204万部 小松左京 『日本沈没(上)』 光文社、1973年。


筒井康孝さんの短編で『日本以外全部沈没』という作品がありますが、

あまりにもシュールでついて行けませんでした(笑)

 
07-09(日)

今日のお買い物♪


今日は髪をカットしょうかなぁ~と思っていたんだけど、

昼過ぎから熟睡  しちまいました。 

昨今の若者達は美容室に行くようですが、私は床屋派です  

ところで床屋さんの営業時間なんだけど、遅いところでも  8時

ぐらいまでではないでしょうか? フツーのサラリーマンはどう考えて

も平日は行けないので、週末は大混雑です  午後開店で午後

10時頃まで営業すれば、美容室にお客を取られなくて済むんじゃな

いかと思うんだけど・・・ 

そうそう床屋さんに置いてあるコミックって『ゴルゴ13』が定番で、

『ゴルゴ13』との出会いは床屋さんだったという男性読者は多いの

ではないでしょうか・・・私などは、床屋さんで東西冷戦と擬態語の

数々を学んだといっても過言ではありません 

ちなみに原作者のさいとうたかおさんは、かつて理容師だったそうです。 

なんかカンケイあるのでしょうか 

というワケで床屋さんには行きませんでしたが、ブック〇フには行って

きました。 在庫はかなりあるんだけど、日曜の夜になると・・・

たぶん病気だと思います 


家族善哉  ココデナイドコカ

この二冊は島村洋子さんです。

前から読みたいと思っていて、初チャレンジです 



グッドラックららばい

こちらは平安寿子さん 

お目当てはなかったけど、とりあえずこちらで・・


もう一冊忘れてましたぁ~

ささらさや

久しぶりの加納朋子さんです 

 
07-08(土)

「ららら科學の子」 矢作俊彦著  文藝春秋

ららら科學の子


殺人未遂に問われ、中国に密航した過去を持つ彼は、30年ぶりの日本に何を見たのか。親友の組織に匿われ、不思議な女子高生と出会い、行方知れずの妹を追跡する―。その果てに下した決断とは?構想15年、連載から6年、ついに完成。待望の最新長編。



<感想> ★★★★★

本書は、60年代半ばの学生運動はなやかなりし頃、文化大革命の嵐の

吹きすさぶ中国に密航し、30年振りに日本に帰国した主人公の内面を

描く作品です。 

著者の矢作俊彦さんはハードボイルドの書き手であり、蛇頭や非合法と

思われる組織も登場します。 あらすじを読む限りミステリーのような

印象を受けますが、それはむしろ舞台装置に過ぎません。 30年ぶり

に日本に帰って来た男の目を借りて時代の移り変わりや、我々日本人の

価値観の変化を浮き彫りにしていくのが著者の意図するところだと思い

ます。 あくまで個人的な感想としては矢作俊彦さんの独特の文体と、

キャラクターの造形に魅了されたというところですが、文化大革命終焉

から天安門事件までの中国国内の事情、60年代の日本、そして現在の

日本。 それらを交互に描く構成は圧巻です。 

ただ、ものごころついたときは学生運動も沈静化していたし、当時の様

子もニュースフィルムでしか知らない私が、この作品の核に触れられた

かどうかは自信がありません。 その点では読者の読書傾向は問わない

作品ですが、年齢を問われる作品なのかもしれません。 

タイトルを見て、ぱっと「鉄腕アトム」のモノクロ画面が頭の中で再生

される方や、矢作俊彦さんの文体に魅了されている方には超オススメ

です。
 
07-03(月)

第135回 芥川賞・直木賞 ノミネート


明日(火曜)特に何の用事もありませんが、

体の具合が悪いので  病院に行く・・

ウソを言って年休を取りました

ここしばらく  カビキラーにとり付かれているので、

明日もカビキラーをする予定です

ホントになんであんなにキレイになるのでしょうか?

  

先ほど、リンク先のmitsumameさんのところにおじゃましたら

18年度上期の  芥川賞  直木賞のノミネート作品

が決定したとの事  さっそく、チェックしてみました


芥川賞ノミネート作品と著者略歴

注目はなんといっても島本理生さん

今回逃すとキビシイかも・・・




直木賞ノミネート作品と著者略歴

こちらはメジャーな作家さんが多いです

個人的には・・

 伊坂幸太郎さん  森江都さん  貫井徳朗さん



選考会は7月13日に行われるそうです


 
07-01(土)

6月の書籍代


例年、六月末 に夏休み を取っていますが、

今年は忙しくて仕事の毎日  

 も今日から値上げです 

  

というわけで6月の書籍代です

7冊  3,478円

今月の大当たり

桃  犯人に告ぐ



今月の当たり

強運の持ち主 未練


  

先週の水曜日長女が 修学旅行から帰ってきました。

おみやげは↓

黒のおたべ

八つ橋といえば、ノーマルバージョン、ニッキ、抹茶

ぐらいしか知りませんでした。一見グロい感じですが、

ゴマが練りこんであって美味でした
 
07-01(土)

「強運の持ち主」  瀬尾まいこ著  文藝春秋

強運の持ち主

今もっとも注目の著書、一年ぶりの新作!

ルイーズ吉田は売れっ子占い師。いろんな悩みを抱えた人々が
相談にくる。ある日訪れた学生の武田君は物事の終末が見えるという。



<感想> ★★★★☆

瀬尾まいこさんの最新作。 OLを辞めて占い師になったルイーズ吉田を

主人公にする連作短編で、いつもながらのほのぼとした作風です。 

一番良かったのは、お父さんとお母さんのどちらを選んだらいいのかをル

イーズ吉田に相談する小学生が出てくる『ニベア』。 えっ~という展開

なんだけど、最後にキッチリ着陸させて、しかも読者をしみじみとさせて

しまうところは瀬尾まいこさんが、ただの読みやすい小説を書いている

作家ではないことを実証しています。 主人公がマイペースながら少しづ

つ成長していくというのは、川上弘美さんの『古道具・中野商店』を思い

起こさせます。 読みやすいけど、押さえるところはきっちり押さえてい

る。 瀬尾さんの作品はいつも期待を裏切りません。 

デートは豪華なレストランや高級デパートではなくてジャスコダイエー

が最適なのではないか?と一度でも考えたことのある方に強くオススメ

します♪

 
07-01(土)

「精神病棟の二十年」 松本昭夫著  新潮文庫

精神病棟の二十年

受験勉強に没頭していた二十一歳の青年を、ある晩突然襲った「地獄」。思いを寄せる女性が友人と絡み合う生々しい幻覚、次いで二人して自分を嘲笑う幻聴。精神病棟での長い療養生活の、それが始まりだった。電気ショック、インシュリン療法、恐怖の生活指導。絶望の中で青春を送り、四十にして社会復帰を遂げた著者が赤裸に綴る異様な体験。精神医療の内情を静かに告発した超ロングセラー。


<感想> ★★★★☆

かつて精神分裂病と呼ばれていた統合失調症は発症率1%で、比較的

罹患率の高い病気とされているようです。 

しばしば小説のテーマになったりしますが、患者さん自身がその病気に

ついて語るというのは非常に珍しいのではないでしょうか? それだけ

でも特筆に値しますが、著者が統合失調症を発病した昭和31年~32年に

行われていた電気ショック療法やインシュリンショック療法、今でこそ

禁止されていますが、かつて画期的といわれて頻繁に行われていたロボ

トミー手術。 それらは本書が書かれた昭和50年代までの間で著しい変

化を遂げて行くわけですが、その過程も患者側から詳しく書かれています。 

投薬治療が中心となった現在、多くの患者さんたちが社会復帰を果たし

ていますが、それを取り巻く状況(私たちも含めて)はどうなのだろう

か?などと考えさせられました。
 
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