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08-31(水)

8月の書籍代


夏休み最終日★

結局、長女の読書感想文を書く破目になりました(汗)

原稿用紙5枚・・・

すっかり漢字の書けなくなっていた自分に気がつきました。

☆☆☆8月の書籍代です☆☆☆

10冊 7105円 

今月も、イイ本に出会うことができました。

リンク先のみなさんをはじめ、たくさんの方々に感謝です♪ 


↓8月の大アタリ本(二冊)です♪

「夕凪の街 桜の国」 
cyn1953さんに、ご紹介いただいた本です。


花まんま
ぷるんつさん、初月さんに、ご紹介いただいた本です。


ちなみに・・・ 

7月 9冊  3,245円 6月14冊 5,688円 

5月10冊  8,200円 4月12冊 8,730円 

3月14冊 10,301円 2月10冊 7,712円 

1月12冊  7,120円

1月~8月 91冊 58,071円


♪8月のアタリ本 ♪ 


ぼんくら(下)
Agehaさんに、ご紹介いただいた本です。


風味絶佳
まるさんに、ご紹介いただいた本です。


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08-29(月)

読書感想文


夏休みも残り少なくなってきました。

お盆過ぎ頃から、宿題がっ・・・と慌てていた長女も週末から落ちつきは

らっています。どうやら諦めたらしい・・・

私も子供時代、高校野球の3回戦あたりで慌てだしましたが、決勝戦の頃

には無駄だと悟り、無我の境地で9月1日を迎えていました♪

今でこそ誰に頼まれるでもなく、つまらない感想などを書いて暇を潰して

いますが、小・中・高と読書感想文がサイコ―にだるだるでした。

当時はミステリーばかり読んでいたからです。横溝正史松本清張が中高

生の読書感想文に相応しいかどうかぐらいの分別は持ち合わせていたので

仕方なく、毎年O・ヘンリーの短編集から選んで感想文を書いていました。

『最後の一葉』の感想だけは、先生のウケがよかったように記憶していま

す。

長女に読書感想文は書いた?と聞いたら

「書いてないけど・・何か?」

と言われてしまいました。

私よりリッパな人間になりそうで心配です・・・・。
 
08-28(日)

梅干し完成♪



6月末に漬けた梅干しがついに完成しました♪

でも・・・・・


やたら塩辛くて・・・(汗)

漬ける時に塩は20%15%か、かなり悩みましたが、カビが怖い

ので20%
にしたのが失敗の原因だと思われます。職場のパートさん

に話したら15%でも充分塩辛いらしいです。そこで更に減塩を目指す

わけですが、即ちそれはカビとの闘いになるわけです。

いい塩梅(あんばい)とはよく言ったものです(笑)

しばらく置けば塩が抜けるとのことなので、甕(かめ)に入れて床

下収納へ保管しました。しばらくの保管期間ですが・・・・

5年ぐらいらしいです(笑)


梅干し 完成1


梅干し完成2

↑ 見た目は上出来なんだけどね・・・
 
08-26(金)

あやしいTB!


今夜ログインしたら明かにエッチ系と思われるサイトからトラック

バック
がついていました!

う~ん私がエッチ人間である事をドコかで嗅ぎつけたに違いない・・

ネットは恐ろしい!

などと思いながらあちこちのぞきに行ったら、このエッチ系サイト

はどうやら無差別にTBしているようです。客寄せなのでしょうか??

ブログを始めて半年以上経ちましたが、楽天では自動巡回やスパム

コメントなどいろいろ問題があるようです。個人的にはタダで遊ば

せてもらっているし、特に目くじら立てるほどのことでもないと思

っています。ただ今回のTBは、よい子のみんなが遊びに行ってし

まうといけないので削除しました。

削除の仕方はログイン→管理画面の「トラックバック削除」をクリ

ックすると削除できるようです。

それにしてもイロイロ考える人がいるものです(苦笑)
 
08-25(木)

「レフトハンド」中井拓志著 角川ホラー文庫

製薬会社テルンジャパンの埼玉県研究所・三号棟で、ウィルス漏洩事件が発生した。漏れだしたのは通称レフトハンド・ウィルス、LHVと呼ばれる全く未知のウィルスで致死率は100%。しかし、なぜ三号棟がこのウィルスを扱っていたのかなど、確かなことはなにひとつわからない。漏洩事故の直後、主任を務めていた研究者・影山智博が三号棟を乗っ取った。彼は研究活動の続行を要請、受け入れられなければウィルスを外へ垂れ流すと脅かす…。第4回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作。
「レフトハンド」中井拓志著 角川ホラー文庫


<感想> ★★☆☆☆

10年ぐらい前に、生物は遺伝子を次世代に伝えるためのヴィーグル

(乗り物)に過ぎないという利己的遺伝子説を題材にした『リング』

や『パラサイト・イヴ』という小説が流行る一方、海外ではエボラ出

血熱や未知の伝染病などウィルスを題材にした映画などが数多く公開

されていました。「バイオハザード」というゲームも流行っていた時

期とも重なります。

本書は全てをやり尽くした感のあるブームの去りかけた頃に書かれた

せいか、いろんなモノを詰め込み過ぎてやたらドタバタした仕上がり

になっています。感染して発病すると左手が体から分離して人間を襲

うという設定もちょっとぶっ飛びすぎているかなぁ~と感じました。

本書の舞台は埼玉でやたら埼玉、埼玉という記述が目立ちますが、千

葉にも、スゲェ山の中にDNAの研究施設があり、そのエリアでは

それを取り囲みように製薬会社の研究施設が点在しています。いった

い何をしているのか、お馬鹿な私に知る由もありませんが、時々その

中の公園で仕事をサボっているのでちょっと心配になっちまいました(笑)
 
08-23(火)

「西日の町」 湯本香樹実著 文藝春秋



母は夜更けに爪を切った。
てこじいのうずくまっているそばで。
ふらりと現れた謎めいた祖父に、僕は魅かれてゆく…。
忘れられない町、忘れられない時を瑞々しく描く最新刊。

「西日の町」湯本香樹実著 文藝春秋



<感想> ★★★★☆

リンク先のmitsumameさんの『ポプラの秋』の感想を拝見していたらモ

ーレツに湯本香樹実さんの本が読みたくなって衝動買いしちゃいました。

あらすじで最新刊とありますが、二年前の作品です。主人公は「風に吹

かれる二枚の木の葉のような」
生活を母としている10歳の少年です。

そんな二人の前に、祖父であるホームレス同然のてこじいが現れる

ところから話がはじまります。かつて火宅の人だったてこじいと母は

決して良好な関係とは言えません。

mitsumameさんも『ポプラの秋』の感想でお書きになっていますが

『夏の庭』『ポプラの秋』で描かれているのは、「老人」「子供」

「死」ですが、本書でもその姿勢は貫かれています。即席家族の三人

はお互いをどのように受け容れていくのか、そして三人は死をどのよ

うに受け容れていくのか?というのがテーマだと思います。といって

も決して暗い印象はなく、むしろユーモラスにそれを描いています。

読んだあと1時間ぐらいは何もしないで余韻に浸っていたいなぁ~と

思える作品です。近々文庫も出る予定なのでオススメしちゃいます♪

本書は第127回芥川賞にノミネートされています。
 
08-21(日)

梅干しと水まんじゅう


二日間晴れてくれたおかげで、梅干しがかなりイイ感じ(見た目は・・)

に仕上がりつつあります。

普段ハチミツ入りを食べているせいか、ちょっと味見してみたらいやぁ

~に塩辛いんだけど・・・塩を入れ過ぎたかも(汗)

とりあえずあと一昼夜干してみます。

画像は、水まんじゅうです♪

mizu

リンク先のAgehaさんの日記で拝見してからずっ~と食べたかったんです

が、今日やっとコンビニでゲットしてきました♪♪

明日からまた仕事なのでせめてもの慰めです★
 
08-20(土)

『夕凪の街 桜の国』こうの史代著 双葉社



昭和30年、灼熱の閃光が放たれた時から10年。ヒロシマを舞台に、一人の女性の小さな魂が大きく揺れる。最もか弱き者たちにとって、戦争とは何だったのか……、原爆とは何だったのか……。漫画アクション掲載時に大反響を呼んだ気鋭、こうの史代が描く渾身の問題作。

『夕凪の街 桜の国』こうの史代著 双葉社


<感想> ★★★★★

リンク先のcyn1953さんが感想をUPされていたコミックです。

本書には『夕凪の街』『桜の国(一)』『桜の国(二)』の三篇が収

められています。舞台は昭和30年の広島、昭和62年の東京、そし

て現在と過去が交錯する平成16年の広島へ・・・と変わって行きま

すが、すべては昭和20年8月6日の延長線上にあります。

登場人物達は、それぞれの時代の空気を吸い、毎日をイキイキと過ご

しています。しかし、戦後10年、40年、そして現代においても原

爆は執拗にその触手を伸ばして何かを絡め取ろうとしています。

かといって本書は原爆の悲惨さや戦争体験を声高に叫ぶ作品ではあり

ません。だからこそ原爆投下の10年後に亡くなる23歳の皆実の無

念さや、その後のエピソードに胸が絞めつけられるのかもしれません。

30分ぐらいで読める作品なので、お読みなる機会があればぜひ・・・。
 
08-20(土)

本日の天候晴れ☆予想最高気温32℃☆明日も晴れ♪


今朝、早起きしたら真っ青な空に入道雲が・・・

週間予報をチェックしたら明日も晴れ♪


今日しかない!!

ついに梅を干しました♪


2キロ漬けましたが改めて個数を確認すると43個でした。


先日、百均で買ったザル2つに分けて干してみました。

820-2


ume

これから三日三晩干します。

茶色と黄色の梅があります(汗)

ちょっと心配です・・



 
08-18(木)

電車男の伊東美咲


ここしばらく木曜の夜は『電車男』

ハマってしまい毎週チェックしています。話の展開も面白いし、サンボ

マスターの唄うテーマソングもいいんだけど・・なんと言っても

伊東美咲さんですね♪

やっぱあの美しさはタダモノではありません!



リンク先のmitsumameさんの感想を拝見していたら急に湯本香樹実

さんの本が読みたくなってネットで衝動買いしちゃいました。

西日の町


もう一冊買っちゃいました
「夕凪の街 桜の国」
 
08-17(水)

「ぼんくら」 宮部みゆき著  講談社文庫



「殺し屋が来て、兄さんを殺してしまったんです」―江戸・深川の鉄瓶長屋で八百屋の太助が殺された。その後、評判の良かった差配人が姿を消し、三つの家族も次々と失踪してしまった。いったい、この長屋には何が起きているのか。ぼんくらな同心・平四郎が動き始めた。著者渾身の長編時代ミステリー。
「ぼんくら」宮部みゆき著 講談社文庫



<感想> ★★★★☆

先日読んだ『あかね空』が良かったので、宮部みゆきさんの時代小説

にチャレンジしてみました。リンク先のAgehaさんのオススメです。

さて、本書は、同心井筒平四郎を主人公に描く、上下二冊組の長編時

代ミステリーですが、上巻の二分の一は短編で、これって連作短編??

と思わせる一風変わった構成です。正直ちょっと戸惑いましたが、

これがちょっと長めの導入になっていて舞台になる鉄瓶長屋やそこに暮

らす人々のキャラクターが丁寧に描かれています。

上巻の残りからが本編になっていますが、この時点で読者は登場人物に

関して知り尽くしているので、余計な説明を省いてストーリーはイッキ

に加速して行きます。

ミステリーなので内容には触れませんが、昼行灯(ひるあんどん)キャ

ラの主人公がサイコ―にいいです。小さな揉め事は自分がいなくて

も当事者同士で解決できるし、当事者同士で解決できないような大きな

揉め事は自分のような人間が行っても手に負えるものではない。

なるべく面倒なコトには係わり合いにならないようにするかわりに出世

も望まない。
でも、自分のポジションを心得ていて、その役割は果

たしている。

こういう生き方に強く憧れてしまいました。

しばらく時代小説にハマりそうです。

Agehaさんありがとうございました♪
 
08-14(日)

木蔭難民


私の読書時間は、専ら平日のお昼休みとちょっとした手隙時間です。

外回りなので車の中で読んでいます。でも、ここしばらく

すげぇ~暑くて

それどころではありません、先週は本が一冊しか読めませんでしたぁ~

去年の暑さと較べるといくらかラクですが、最近はアイドリングスト

ップ
が声高に叫ばれていてコンビニの駐車場も休みにくくなってきま

した。かといってファミレスに行くお金もありません・・。

そこで涼しげな木蔭を求めてさまようことになりますが、みんな考え

る事は同じでドコの木蔭も商用車が・・・・

真夏の街は木蔭難民で溢れかえっているというわけです。

お盆でお仕事がお休みの方も多いようですが、私は明日も仕事です。

少しは木蔭も空いているかもしれません♪

今日買って来た本

レフトハンド

『レフトハンド』中井拓志著 角川書店
数年前、かなり話題になっていた本です。



レディ・ジョーカー(上巻)

『レディ・ジョーカー』高村薫 毎日新聞社
高村さんはミステリーのわりにムズカシイのでしばらく敬遠してましたが、
最近映画化されて話題になっていたので・・・
 
08-13(土)

「風味絶佳」 山田詠美著 文藝春秋

風味絶佳
表題作ほか、鳶職の男を隅から隅まで慈しみ、彼のためならば何でもする年上の女、「料理は性欲以上に愛の証」とばかりに清掃作業員の彼の食事に心血を注ぐ元主婦など、お互いにしかわからない本能の愛の形を描いた珠玉の6篇を収録。

【目次】 間食/夕餉/風味絶佳/海の庭/アトリエ/春眠


<感想> ★★★★☆

久しぶりに読む山田詠美さんの作品です。

さて、本書の主人公の恋人や主人公に近しい人物は、いわいるガテン系

の仕事に就いています。バブル期には3Kなどと嫌われた技能職ですが、

IT化が進み効率化が叫ばれている昨今では最もマンパワーが必要とさ

れる職種ではないかと思います。そんな彼らの仕事や仕事に対する思い

を背景に、ままならない恋愛で生じるせつなさや心の機微が見事に描か

れた恋愛小説6篇が収められています。

清掃車の仕事をしている恋人と暮らす『夕餉』。火葬場で働く父親と後

妻を息子の視点から描いた『春眠』が好きですが、『アトリエ』は文体

が小川洋子さんの作品に似ていました。

この本の装丁は、森永ミルクキャラメルをイメージしたそれですが、裏

表紙を見て苦笑いしてしまいました。

菓子

 
08-09(火)

「花まんま」朱川湊人著 文藝春秋


大人になったあなたは、何かを忘れてしまっていませんか?大阪の路地裏を舞台に、新進気鋭の著者が描く六篇の不思議な世界。

【目次】
トカビの夜/妖精生物/摩訶不思議/花まんま
/送りん婆/凍蝶


<感想> ★★★★★

今さら言うまでもありませんが、第133回直木賞受賞作です。

流行りモノに飛びつくのも癪なので、しばらくしてから・・と思ってい

ましたが、リンク先の「ぷるんつさん」と「初月さん」の感想を拝見し

てムショーに読みたくなって手にしてみました。

本書は昭和30年代後半から50年代前半の大坂を舞台にした6つの

短編が収めれれています。いずれも子供の視点でちょっと不思議

な物語が語られています。ホラーとかファンタジーとか言われて

いますが、昭和40年代後半から50年代にかけて子供時代を過ごし

た私はかなりノスタルジィックな気分で読みすすめました。

大阪を舞台に子供の視点で描かれた作品といえば宮本輝さんの

『泥の川』がありますが、本書も舞台になる町の路地裏やそこで

暮らす人々の姿がありありと描かれています。

個人的には、タイトルの意味が判った途端に93%ぐらいの確率

で泣いちゃう表題作『花まんま』。重いテーマが描かれているか

らこそ最後に暖かい気持ちになれる『凍蝶』がイチオシですが、

いずれの作品も珠玉と言っても過言ではないと思います。

本書の主人公達はいずれも文化住宅や文化住宅より小さなアパー

トで暮らしています。文化住宅と言われてすぐイメージが浮かぶ

方も、文化住宅??なにそれ???という方にもオススメです。

「ぷるんつさん」と「初月さん」に感謝の一冊でした♪♪
 
08-07(日)

『花まんま』と時代小説


今夜も本屋さんへ・・・

直木賞受賞作の『花まんま』をゲットしてきました♪♪

『あかね空』がヨカッタので次なる時代小説を・・

リンク先のAgehaさんがオススメしてくれた『ぼんくら』を買ってみました♪


花まんま

『花まんま』朱川湊人著 今期直木賞受賞作


風味絶佳

『風味絶佳』山田詠美著 文藝春秋



ぼんくら(上)

『ぼんくら』宮部みゆき著 講談社文庫


貧乏だけど贅沢

『貧乏だけど贅沢』 沢木耕太郎著 文藝春秋
 
08-07(日)

「サウスバウンド」 奥田英朗著 角川書店

小学校六年生になった長男の僕の名前は二郎。父の名前は一郎。誰が聞いても「変わってる」と言う。父が会社員だったことはない。物心ついたときからたいて い家にいる。父親とはそういうものだと思っていたら、小学生になって級友ができ、ほかの家はそうではないらしいことを知った。父はどうやら国が嫌いらし い。むかし、過激派とかいうのをやっていて、税金なんか払わない、無理して学校に行く必要などないとかよく言っている。家族でどこかの南の島に移住する計 画を立てているようなのだが…。型破りな父に翻弄される家族を、少年の視点から描いた、長編大傑作。

 「サウスバウンド」 奥田英朗著 角川書店


<感想> ★★★★☆

奥田英朗さんの最新作です。

二部構成で前半は一家の東京での暮らし、後半では沖縄での暮らしが

描かれています。ハードカバー500頁の長編ですが、面白くてイッキに

読んでしまいしまいました。

仕事もロクにしないで家でゴロゴロしている元過激派の父親である上原

一郎を小6の息子の視点で描いています。かなり困った父親に家族が翻

弄されていくさまは北野武さんの『たけしくん、はい!』や『菊次郎と

さき』を彷彿とさせます。

まぁ~自分の父親がこんな人だったらかなり困りますが、現役の父親と

しては上原一郎にはかなり憧れるというか、とにかくカッコいいと感じ

ました。私のような小市民は所詮上原一郎のようには生きられないと判

っていますが、読んだ後はやたらと元気になれます。

世の中から理不尽な協調性を求められたり、長いモノに巻かれているな

ぁ~と感じている人←そうそうそこのお父さん!!にオススメです。
 
08-05(金)

「MOMENT」本多孝好著 集英社


最後に一つだけ、必ず願いごとを叶えてくれる人物がいる。そんな不思議な噂が、患者たちの間で囁かれていた。アルバイト清掃員の学生が垣間見た、その病院の伝説とは…『MISSING』の新鋭が奏でる物語のシンフォニー。

【目次】 FACE/WISH/FIREFLY/MOMENT

「MOMENT」本多孝好著 集英社


<感想> ★★★★☆

主人公は病院でアルバイトをするの清掃係の大学生ですが、死を目前

にした入院患者の願いをひとつだけ叶えていきます。

人は、死を目前にしたときに何を願うのか?

そして人はどのようにして自らの運命を受け入れていくのか?

をテーマにした連作短編です。

やはり本書も登場人物が交わす会話や主人公のキャラクター設定は村

上春樹さんの作品を彷彿とさせます。

個人的には『FIREFLY』という作品が一番好きです。

「最後のお願い。もしも今年と同じような夏がきたら、その時は私の
ことを思い出して。・・」


という言葉を遺していく30歳の女性が出てきます。

恋人でも友人でもない主人公にその言葉を遺して行かなくてはならな

い孤独感がよく描けています。作中の挿話もありがちといえばありが

ちですが、読者にそれを読ませて素直に感動させてしまうのは著者の

力量にほかなりません。

もし、自分が死の床にあったのなら何を叶えてほしいと願うのか・・

そんな事を考えさせられた一冊でした。


 
08-03(水)

「あかね空」 山本一力著 文藝春秋


希望を胸に身一つで上方から江戸へ下った豆腐職人の永吉。己の技量一筋に生きる永吉を支えるおふみ。やがて夫婦となった二人は、京と江戸との味覚の違いに悩みながらもやっと表通りに店を構える。彼らを引き継いだ三人の子らの有為転変を、親子二代にわたって描いた第126回直木賞受賞の傑作人情時代小説。

「あかね空」 山本一力著 文藝春秋


<感想> ★★★★☆

以前から気になっていましたが、時代小説と言えば『鬼平犯科帳』

ぐらいしか読んだことがなかったので二の足を踏んでいました。

リンク先の「cyn1953さん」の感想を拝見してチャレンジしてみました。

豆腐職人の二代に渡る話しですが、主人公一家はもちろん彼らをと

りまく脇役がしっかり描かれています。視点が常に俯瞰で描かれて

いるので読者は、主人公と脇役の関係性を客観的に眺めることがで

きます。気がつかないんだけど、実は廻りの人達の善意に支えられ

ている事って自分が思っている以上にたくさんあるんじゃないかな

ぁ~と感じました。家族間の微妙なすれ違いなど、家族小説として

読んでも楽しめると思います。

また、時代小説独特の表現がカッコつきで判りやすく表現されてい

て読みやすい工夫がされていました。

さて、著者の山本一力さんは、高校を卒業後サラリーマンを経てご

自分で事業を興しますが、ご多分にもれずバブルがはじけて倒産。

小説は借金を返済する為に書き始めたそうです。ちなみにまだ借金

は残っていて印税は1円たりとも手にすることなく債権者に渡して

いるそうです。本もかなり売れていると思うんですが、まだ完済で

きないなんてすげぇ~借金なんでしょうね!

頑張ってほしいものです。
 
08-01(月)

「泣かないでパーティはこれから」 唯川恵著 幻冬舎文庫


突然会社が倒産し、おまけに恋人にも振られてしまった二十七歳の琴子。条件のいい仕事、それがだめなら条件のいい結婚を手に入れようとするが、ことごとく裏切られてしまう。そんな時、理想とはかけ離れた小さなニット工場を手伝うはめになるが…。失敗し、傷つきながらも、自分を励まして必死に毎日を生きる等身大の女性のピュアで前向きな物語。

「泣かないでパーティはこれから」唯川恵著 幻冬舎文庫


<感想> ★★★★☆

リンク先の「まるさん」の唯川恵週間で取り上げられていた本です。

本書の主人公の琴子さんは27歳で失業、失恋とどん底の状態に追い

こまれてしまいます。琴子さんは仕事にも恋愛にも前向きですが、全

てが裏目に出てしまいます。様々な出来事を経験して本当の自分と向

き合いながら成長していくという筋立てです。

20代の女性というとかなりイケイケで、我が世の春を謳歌している

と思いがちですが、時代や社会は彼女達に対して非常に厳しいと感じ

ました。本書は、最近の作品だと思って読んでみましたが、ケータイ

が出てきません。奥付けを見ると出版は95年、10年前に書かれた

作品でした。もう10年以上もこんな時代が続いているんだなぁ~と

改めて感じました。さらに十年後、こんな時代もあったんだね~と言

えればいいんだけどね・・・。
 
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