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03-31(木)

「イン・ザ・プール」  奥田英朗著 文藝春秋



トンデモ精神科医伊良部登場!深夜のプールに忍び込みたいと思ったこと、ありませんか?水泳中毒、ケータイ中毒、持続勃起症…ヘンなビョーキの博覧会。新・爆笑小説。
【目次】 イン・ザ・プール/勃ちっ放し/コンパニオン/フレンズ/いてもたっても

イン・ザ・プール ( 著者: 奥田英朗 | 出版社: 文藝春秋 )


<感想> ★★★★☆

著者の奥田英朗さんの作品は『最悪』『邪魔』と二冊読んでいます。両者と

もシリアスなミステリーなので『空中ブランコ』で直木賞を獲った時は??

って感じで、イマイチ読む気が起きませんでしたが、いろんな方の感想を拝見

して読んでみたくなりました。本書は『空中ブランコ』の姉妹編です。

さて、主人公の精神科医、伊良部は、45歳に見える35歳で伊良部総合

病院の跡取り。B型のてんびん座で注射フェチでマザコンです。

そんな伊良部のもとには、様々な悩みを持つ患者が訪れます。

・プール中毒の編集者(イン・ザ・プール)
・タチっぱなしのサラリーマン(勃ちっ放し)
・自意識過剰のコンパニオン(コンパニオン)
・ケータイ中毒の高校生(フレンズ)
・不安神経症のルポライター(いてもたっても)

患者達は極端に、そして伊良部同様コミカルに描かれていますが、現代人で

あれば患者達の中に、多少なりとも自らの一部を投影する事が可能ではない

かと思います。ちなみに私は、最後の話。煙草の火を消したかどうか不安で

日常生活に支障をきたすルポライタに激しく共鳴してしまいました。

学生時代に一人暮らしのアパートの炬燵を消したか不安になり、それを確認

する為に出先からアパートに戻り、何度もバイトに遅刻しました。

そんな患者たちに伊良部は、通常考えられない「治療」を施して行きますが、

いずれも「完治」させてしまいます。伊良部の行動が非常に破天荒ですが、

ミョーに納得してしまいます。この精神科医、案外というか、かなり名医なの

かもしれません。

本書は映画化され近日公開予定です。

映画「イン・ザ・プール」公式サイト




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03-28(月)

「ナラタージュ」 島本理生著  角川書店



壊れるまでに張りつめた気持ち。ごまかすことも、そらすこともできない―二十歳の恋。これからもずっと同じ痛みを繰り返し、その苦しさと引き換えに帰ることができるのだろう。あの薄暗かった雨の廊下に。野間文芸新人賞を最年少で受賞した若手実力派による初の書き下ろし長編。

「ナラタージュ」|島本理生著|角川書店


<感想> ★★★★★

この作品の主人公の工藤泉は大学一年生。高校時代在籍していた演劇部

の文化祭に参加することになります。演劇部顧問の葉山先生と主人公は、

かなり微妙な関係ですが、この二人が軸になり物語が進行していきます。

タイトルのナラタージュとは映画などで、主人公が回想の形で過去の出来

事を物語ることだそうです。

とりあえず話題になっているという軽い気持ちで読みはじめましたが、

冒頭のエピローグからいきなり引き込まれます。やはり十代で作家デビ

ューした鷺沢萠さんを彷彿とさせる文体です。主人公のせつない気持ち

もとても巧く表現されています。でも、ここまでなら普通の作家の描く

恋愛小説と変わりありません。この作品の優れている点は、恋愛の持ち合

わせるもうひとつの側面が、しっかり描けているところにあると思います。

不安、猜疑心、どうしようもなく諦めきれない気持ち・・例えるなら「沼」

のようなものでしょうか?この沼が、大き過ぎればドロドロになってしまう

し、全く描かれていなければ、一昔前のつまらないトレンディードラマ(死

後?笑)のようになってしまいます。物語全体を支配する沼の大きさや深

さの頃合いが、適切かつ巧く描かれているように感じました。

島本理生さんは、まだお若いのでこれからが楽しみです。

余談ですが主人公は、作品の中でシンディー・ローパーやエゴ・ラッピンを

聴いています。読む本は新潮クレスト系(ヨーロッパの翻訳モノ)が多く

て私のようなオッサンでも少しだけ感情移入できました。

この本はPiyo☆さんの感想が読むきっかけになりました。

久しぶりに金鉱を掘り当てた気分です。

Piyo☆さんありがとうございました。
 
03-27(日)

『ナラタージュ』&『イン・ザ・プール』

今日もブッ○オフではなくフツーの本屋さんへ・・

最近、新刊本を買いまくっています。先週、友人(ちょっと金

持ち)が、図書券が出てきたらあげるというので貰ったらなっ

なんと50枚!!お金払おうとしてけどなんかの景品がたまっ

たみたいで「本なんかエ○本しか読まないからやるよ!」と言

われました。持つべきものは金持ちの友人です。今日買った本は

奥田英郎さんの『イン・ザ・プール』/島本理生さんの『ナラタージュ』

奥田英郎さんは以前『最悪』『邪魔』を読んで三冊目です。

『ナラタージュ』は、リンク先のPiyo☆さんが感想をお書きになって

いて良さそうなので購入しました。表紙もいいけど帯にインパクトが

あります。(右上見てね)

在庫本で『対岸の彼女』もあるし・・。

明日からまた仕事だけど頑張れそうです。
 
03-27(日)

愛知万博とパンダトラウマ

愛・地球博関係のニュースが多いですね。

冷凍マンモスとか、シャチホコとか・・リニモにも乗りたいし・・。

名古屋文化にふれる為にモーレツに行きたいモードになっている

んだけど人がたくさんいそうですね(まぁ~あたりまえかっ)

人ごみに関しては、パンダ来日の時、上野動物園に行って以来トラウマ

になっています。パンダなんて全然見えなかったし迷子になって保護

されました。とても悲しい思いでです(笑)

おかげでディズニーランドも数えるぐらいしか行っていません。

いまだにパンダと聞くとあの人ごみを思い出します。
 
03-26(土)

「さまよう刃」 東野圭吾著  朝日新聞社


蹂躙され殺された娘の復讐のため、父は犯人の一人を殺害し逃亡する。「遺族による復讐殺人」としてマスコミも大きく取り上げる。遺族に裁く権利はあるのか?社会、マスコミそして警察まで巻き込んだ人々の心を揺さぶる復讐行の結末は!?

【送料無料商品】さまよう刃


<感想> ★★★★☆

絶対にハズレないミステリー作家を一人あげろといわれれば、私は迷わ

ず東野圭吾と答えます。本書も夜中にイッキ読みしてしまいました。

妻に先立たれ娘と暮らす主人公が、復讐に走ると言うありがちなストー

リーですが、主人公の内面や直接、捜査に関わる刑事達のホンネなどが丁

寧に描かれています。

復讐なんて野蛮だ!司法にまかせるべきだ!死刑制度には反対だ!未成

年者犯罪者の処遇は更正を前提に考えるべきだ!と私達はよく口にしま

す。しかしもし、私がその立場に立たされた時には、どのような行動に出

るのでしょうか?行動に出ないまでもどのような感情に支配されるので

しょうか?作者は主人公を通して何度も読者に問い掛けてきます。

ミステリーとして一級作品であるのはもちろんのことですが、読者に考え

させるというのがこの小説のテーマなのかもしれません。

とても力のある作品でした。

 
03-25(金)

「雨鱒の川」  川上健一著  集英社文庫


東北のとある寒村。母親ヒデと二人暮らしの小学三年生の心平は、川で魚を捕ことと絵を描くことにしか興味がない。そんな心平には心の通い合う少女小百合がいた。心平の絵が国際的な児童画展に入選し祝賀会の夜、母親は雪の中で死亡した―。十年後、十八歳になった心平は村に帰ってきた。小百合の家の造り酒屋に勤めるが、小百合に縁談が起きて…。幼なじみの透明な心を謳い上げた清冽な初恋小説。

雨鱒の川 ( 著者: 川上健一 | 出版社: 集英社 )


<感想> ★★★★☆

実に淡々とした作品です。

本書は、登場人物の子供時代を描く前編とその10年後の後編の二部構成。

主人公の心平と耳の聞こえない小百合を軸に物語りは展開して行きます。

まず、子供時代が描かれる前編。時代は特定されていませんが、おそらく

昭和20年代後期から30年代前半だと思われます。

主人公の育つ場所の描写が多く、会話もすべて方言で交わされています。

読者それぞれだと思いますが、いわいる写実(自然)主義が苦手な私は、ち

ょっとダレてしまいました。

後編も途中までは、淡々と進んで行きますが、中盤以降、恋敵の栄蔵を交え

て物語は、一気に加速していきます。

この転調は普通の小説だとかなり違和感があると思いますが、ここで効い

てくるのが、ちょっとダレてしまった前半です。

心平と小百合の育った環境や関係性を充分理解しているからこそ、彼らと

この加速感を共有することができるのではないかと思います。

作品を通して感じたのは、自分が努力して相手を理解してあげるコト(栄

蔵の視点)と、意識することなく相手を理解できるコト(心平の視点)に

は、大きな違いがあるということです。努力して相手を理解しようとする

のはもちろん誠実な行為ですが、無意識に相手を理解できるというのは恋

愛以上の深い結びつきではないかと思います。

その関係をどのように呼べばいいのかわからないけど・・・。

読み終わったあとも心に残るモノがある作品です。

読むきっかけを与えてくれたゆきさんに感謝です♪

ありがとうございました。

この作品は映画化され現在、公開中です。

映画「雨鱒の川」公式サイト






 
03-24(木)

「テレビのチカラ」「ビューティーコロシアム」

仕事が忙しくて4日ぶりの更新です。

毎週月曜日は、仕事から早く帰れれば「テレビのチカラ」

(行方不明になった人を家族の依頼で探す番組)という

テレビを見ています。

昨秋、私と同じ市内に住んでいる男性が行方不明になっているというの

が放送になりました。その後、続報がないのでどうなっているのかなぁ

~と思っていたら、視聴者からの情報をもとに調べたところ、男性は殺

されていて、犯人もタイホされたという内容が今週の月曜日に放送され

てビックリ!テレビってヤラセばかりではないみたいです。

3年ぐらい前に100%ヤラセだろうと思っていた「ビューティーコロ

シアム」(素人の女性が、自らの不幸話しと引き換えに番組経費で整形手

術をするという過激な内容)に学生時代の友人が出演しましたが、それ以

来の驚きでした。

ちなみにその友人は、月イチぐらいでメールが来ていたんだけど出演後

は、疎遠になり現在では連絡が途絶えています。美しくなって人生が変

わったにちがいありません!!

今日買った本
〈第132回直木賞受賞作家 角田光代氏の作品〉対岸の彼女(文藝春秋)『対岸の彼女』角田光代著 「さまよう刃」東野圭吾(著)『さまよう刃』東野圭吾著
 
03-20(日)

低反発枕

世間は明日もお休みだけど、私は仕事です。

昼間、しま○らで働いている友達から枕が半額だという連絡があ

ったのでさっそく買いに行ってきました。他で買うと2,000円ぐらい

するんだけどしま○らだと1,000円。今日はさらに半額!

お昼寝で試したらイイ感じでした。

今夜はゆっくり眠れるかも・・・。

低反発の敷き布団もいいかもしれないっすね。

高そうだけどね(涙)

小さくても確実な幸せを手にした日曜の夜でした。



 
03-20(日)

「ハサミ男」 殊能将之著 講談社文庫



少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。三番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。精緻にして大胆な長編ミステリの傑作。

「ハサミ男」殊能将之著 講談社文庫


<感想> ★★★☆☆

この本に関してはネタバレするので何も書けません。

本格というジャンルに限定して言えば、よく出来た作品であることに

間違いないと思います。それを踏まえれば★4つかもしれません。

あくまで個人的な意見で、本格ファンの方にはお叱りを受けそうですが、

この作品も仕掛けに重点が置かれていてプロット(筋立て)に無理があ

るかなぁ~と感じる部分がありました。

まぁ~どちらにしても本格ファンの方には充分楽しめる作品です。

本書は豊川悦史さん主演で映画化され昨日(19日)より劇場公開されて

います。原作を読む限り映像化はかなり難しいと思いますが、どのように

描かれているのでしょうか?その点ではスゴク興味があります。

映画「ハサミ男」公式HP


 
03-19(土)

個人情報保護法


来月から、個人情報保護法が施行されため、職場では

毎日シュレッダーと格闘しています。

気になって家でも、個人情報をシュレッダー処理しよう

と思っているんだけど、なにせ100均で買った(画像→)

シュレッダーだからレシートサイズしか入らずかなり

苦戦していますぅ~。


コンパクトシュレッダーツインバード SE-4411VI
 
03-16(水)

「停電の夜に」 ジュンパ・ラヒリ著 新潮文庫

毎夜1時間の停電の夜に、ロウソクの灯りのもとで隠し事を打ち明けあう若夫婦―「停電の夜に」。観光で訪れたインドで、なぜか夫への内緒事をタクシー運転手に打ち明ける妻―「病気の通訳」。夫婦、家族など親しい関係の中に存在する亀裂を、みずみずしい感性と端麗な文章で表す9編。ピュリツァー賞など著名な文学賞を総なめにした、インド系新人作家の鮮烈なデビュー短編集。
【目次】停電の夜に/ピルザダさんが食事に来たころ/病気の通訳/本物の門番/セクシー/セン夫人の家/神の恵みの家/ビビ・ハルダーの治療/三度目で最後の大陸

停電の夜に( 著者: ジュンパ・ラヒリ / 小川高義 | 出版社: 新潮社 )


<感想> ★★★★☆

新潮クレストというシリーズから出ている作品の文庫版です。

翻訳書といえばアメリカ文学が圧倒的多数を占めますが、このシリーズ

はヨーロッパの現代作家の作品を数多く出版しています。数年前ベスト

セラーになったドイツ人作家による『朗読者』もこのシリーズから出

ています。

さて、本書の著者ジュンバ・ラヒリは、インド系アメリカ人の二世です。

本書にもそれが色濃く反映されています。インド系の人達がアメリカ

でどんな暮らしをしていて、どんなことを考えているのか?その一端がうか

がえます。私は『三度目で最後の大陸』という作品が印象に残りました。
 
03-14(月)

「みどりの月」 角田光代著 集英社文庫

恋人のキタザワに誘われ、同居することになった南。ところが、そのマンションにはキタザワの遠い親戚マリコとその恋人サトシが住んでいた…。成り行きまかせで始まった男女四人の奇妙な共同生活を描く表題作ほか、別れの予感を抱えた若い夫婦があてのないアジア放浪に出る「かかとのしたの空」を収録。今を生きる若者たちを包む、明るい孤独とやるせない心をうつしだす作品集。
【目次】 みどりの月/かかとのしたの空


「みどりの月」 角田光代著  集英社


<感想> ★★★☆☆

角田光代さん二冊目です。中篇二作。描かれた時期も主人公もちがいますが、

連作と言って差し障りありません。

この作品、主人公もイライラしていますが、読者もかなりイライラさせられます。

主人公にヒツコク絡んでくる『みどりの月』のマリコ。『かかとのしたの空』

の「女」。同一人物とおもわれるこの女性が、図々しくて常識のかけらもない

サイテ―女です。とにかく読んでいて腹立たしい!喩えではなく読んでいてホ

ントに気分が悪くなります。体調がすぐれないときに読んではイケマセン。

でも、不思議なことに最後まで放り投げることなく読み終えてしまいました。

気分が悪くなりながらもイライラ感をエネルギーにしてページをめくっていく

感じです。正直言って読み終わってホッとしました。

こんな胸くそ悪い小説は初めてですが、読んだことは十年経っても忘れないと思

います。とにかくインパクトあるから★3つ。

 
03-13(日)

県知事選

今日は千葉県知事選挙の投票日です。

まだ行ってないんだけど・・(汗)

女性の参政権は戦後。さらに溯ると参政権は一定額以上税金

を納めた成人男性にしか与えられていませんでした。

考えてみれば、たくさんの人達の苦労や犠牲の上に現在の選挙制度は

成立しているわけだから行かなきゃいけませんね。やっぱ・・・。
 
03-12(土)

「ホテルカクタス」  江國香織著 集英社文庫

街はずれにある古びた石造りのアパート「ホテル カクタス」。その三階の一角には帽子が、二階の一角にはきゅうりが、一階の一角には数字の2が住んでいました。三人はあるきっかけで友達になり、可笑しくてすこし哀しい日々が、穏やかに過ぎて行きました…。メルヘンのスタイルで「日常」を描き、生きることの本質をみつめた、不思議でせつない物語。画家・佐々木敦子との傑作コラボレーション


<感想> ★★★★☆
 
 なつ。さんの感想を拝見した翌日、古本屋さんにあったので思わず購入し

ました。この作品に登場するのは、帽子、数字の2、きゅうり。帽子は帽子ら

しい、数字の2は数字の2らしく、もちろんきゅうりもきゅうりらしい性格

や生き方をしています。読み進めていくとちょっとヘンだな?と思う事が

あるんだけど「そういえばこいつ帽子だったよな」などと感じる事が出来

るのもこの作品の魅力のひとつだと思います。

挿絵の多くは螺旋階段が描かれています。螺旋階段の持つイメージと作品

の持つイメージが重なるように感じるのは私だけでしょうか?

健康に気を使い鍛錬を怠らない、美味しそうなきゅうりクンが酔っぱらった

帽子さんに食べられてしまうのではないかとはらはらしていましたが、シュ

ールな展開にならなくてホントによかったです。

あらすじにはムズカシイ事が書いてありますが、あまり深読みしないほうが

作品の良さを味わえると思います。

なつ。さんありがとうございます。私もきゅうりクンに憧れます。
 
03-12(土)

そよかぜの香りと前世

最近、入浴剤にハマっています。

昨夜買って来た入浴剤なんだけど、そよかぜの香りって書いて

あります。そよかぜの香りって・・・・。まぁイメージなんでしようね。

あちこちウロウロしてたらこんなのをみつけました。

ちなみに私は【幕末に人知れずところで影のように暗躍した暗殺者】でした。

「ゴルゴ13」みたいな感じですかね(笑)


前世チェック


 
03-10(木)

「真昼の花」  角田光代著  新潮文庫 


行方不明の兄を追うようにしてアジアの国へ来た私。闇両替で所持金のほとんどを失い、一日パン一個で食いつなぎ、安宿をシェアして、とうとう日本企業の前で物乞いを…。帰る気もなく、行くあてもなくいったい今ここで何をしているのか。それでも、私はまだ帰らない、帰りたくない。若いバックパッカーの癒しえない孤独を描く表題作他一篇を収録。

         
<感想> ★★★★☆

先日『対岸の彼女』で直木賞を受賞した角田光代さんの作品です。

もうちょっとくだけた感じの作品を描く人かなぁ~と思っていましたが本書

に収められた二作は、かなり硬派な作品です。

『真昼の花』はあらすじにある通り女性のバックパッカ-の話し。

『地上八階の海』はフリーターの女性と家族の話しです。

それぞれの作品の主人公は20代の女性ですが、派手な恋愛をしているでもな

くキャリアウーマンでもなく、あえて言うならすごく地味な女性です。

『真昼の花』の「私」は、一人で旅を続けることで『地上八階の海』の「私」

は一人で電話番の仕事をしつつ、家族ともある程度の距離を保つことにより、

孤独に身を置いています。いずれの作品にも廃墟がキーワードとして出てき

ますが、それが主人公二人をあらわす隠喩とも思えます。そして廃墟に住む住

人とは・・。

それぞれ、10年前6年前に描かれた作品なので、現在の作風をどれだけ感じ取

れるかはさだかではありませんが、この類の純文学作品がしばしば陥りがちな独

善性もなくて、私のようなパンピー読者でも充分ついていける作品です。

<誤字・脱字があったため最アップしましたご了承ください>

 
03-10(木)

「天使たちの場所」  香納諒一著  集英社文庫

<あらすじ>

「わたしの横に天使がいた。」ヴェネツィアで拾った、

謎めいた絵本。そこに記された希望の記憶が導く出来

事とは?拳銃とともに過ごすハワイの静謐な日々、シ

ンガポールの黒社会、南仏カルカソンヌでの過去との


邂逅、コロラドのハイウェイを走る父と子、ストックホルムの孤独な若者…。

世界の片隅で、男たちが繰り広げる六つの探索の旅。ハードボイルドの気

鋭が描く、珠玉の短編集。

【目次】
天使たちの場所/季節はずれ/チャンギを発つ/空が変わるまで
サリーの微笑/風はこたえない          (本書・あらすじより)

<感想> ★★★★☆

香納諒一さんの作品は3作目です。

既読二冊は、国産ミステリーでしたが本書は海外の街を舞台にした男た

ちの物語でミステリーではありません。でも、ジャンルは違うものの一

人称語りで、ラストがきっちり落ちる独特の文体で楽しませてくれます。

舞台もベニス、ハワイ、シンガポール、南仏、コロラド、北欧と様々ですが

風景描写もいいしキャラクターは脇役にいたるまで丁寧に描かれていま

す。私は、コロラド(アメリカ中西部)を旅する父子の話しである『サ

リーの微笑』がよかったです。若い頃は、旅をよくしたもんだ・・という

そこのお父さんや「人生はしょせん旅さ」と考えているお兄さん達に

オススメいたします。

 
03-08(火)

恩田陸さんの本

だいぶ暖かくなってきました。

今日も古本屋さんに行ってきました。

本日は、5冊購入♪


『みどりの月』   角田光代著     集英社文庫

『真昼の花』    角田光代著     新潮文庫

『まぶた』       小川洋子著     新潮文庫

『ホテルカクタス』 江國香織著     集英社文庫

『停電の夜に』    ジュンパ・ラヒリ著 新潮文庫

他に気になったのは、新堂冬樹さんと恩田陸さんです。

新堂冬樹さんは、恋愛小説っぽいのが2冊ありました。以前読んだの

は『ろくでなし』『銀行籠城』『溝鼠』でタイトルから想像がつくと

思いますが、かなりハードな犯罪小説です。路線変更したのでしょうか?

恩田陸さんの本もたくさんありました。

HPを拝見していても良く名前を見かける作家さんです。

未読なので、お好きな方がいらっしゃればビギナー向けの作品をご教示ください。
 
03-07(月)

「不自由な心』 白石一文著  角川文庫

不自由な心( 著者: 白石一文 | 出版社: 角川書店 ) 
<あらすじ>
 大手企業の総務部に勤務する江川一郎は、妹からある日、夫が同僚の女性

と不倫を続け、滅多に家に帰らなかったことを告げられる。その夫とは、

江川が紹介した同じ会社の後輩社員だった。怒りに捉えられた江川だった

が、彼自身もかつては結婚後に複数の女性と関係を持ち、そのひとつが原

因で妻は今も大きな障害を背負い続けていた…。(「不自由な心」)人は

何のために人を愛するのか?その愛とは?幸福とは?死とは何なのか?透

徹した視線で人間存在の根源を凝視め、緊密な文体を駆使してリアルかつ

独自の物語世界を構築した、話題の著者のデビュー第二作、会心の作品集。

【目次】
天気雨/卵の夢/夢の空/水の年輪/不自由な心
                            (本書・あらすじ)

<感想> ★★★☆☆

『一瞬の光』が、かなり良かったので購入しました。

五作品中『卵の夢』は、良かったんだけど、あとは似たり寄ったりの話ば

かりのせいか、途中でお腹いっぱいになっちまいました。

主人公は、いずれも30代後半から40前後のサラリーマンで、不倫してい

る(た)という設定です。『一瞬の光』の感想でも書いたんだけど、出てく

る女性が、主人公(男)にとって都合のいいキャラクターばかりなのがちょ

っと気になります。

でも「あとがきにかえてー小説の役割について」には、作者のモノを描く姿

勢が書いてあるんだけど、ナルホドナルホドと共感してしまいました。

次回作に期待します。
 
03-06(日)

書籍代

昨日の夕方からエアコン君がご機嫌ななめに・・・・。

昨夜は、唯一の暖房手段であるホットカーペットを頼り

に過ごしました。スゲェ寒かった(涙)今朝はご機嫌

を直して元気に働いてくれています。暖かいのって幸せですね。

幸せって願ったり叶えたりするものじゃなくて日々の暮らしの中から

見つけるものだと言う事を再認識しちゃいました(笑)

日記をつけて2カ月経ちました。以前は古本屋さんでダブル購入な

んてこともありましたが、それも防止できそうです。

日記を溯って書籍代を計算してみました。

      1月 12冊 7,712円(税抜き)
      
      2月 10冊 7,120円(税抜き)
      
      3月 3冊 2,290円(5日まで/税抜き)

購入先のメインは古本屋さんなので新品価格ではありません。
 
03-05(土)

「沈黙」  村上春樹著  全国学校図書館協議会


 
飛行機の待ち時間に話しをする僕と、ボクシングジムに通っている大沢さん。
今まで人を殴ったことがあるか?という僕の問いに、大沢さんは躊躇しながら一度だけ人を殴ったことがあると話し始める・・・・・。



<感想> ★★★☆☆

この本というか小冊子は、集団読書テキストというやつで(社)全国学校図書

協議会というオカタイ団体から発行されています。


読んだ記憶があったので調べてみたら『レキシントンの幽霊』という短編集の

中に入っていた作品でした。基本的には中高生のイジメの話しで、このテキス

トの「ねらい」もその辺りにあるんじゃないかと思うけど、学校という器(舞台)

を違うコミュニティーで考えると色々な読み方ができるのではないかと思います。

このテキストは学校でどのような使われ方をしているんでしょうか?まぁ~ど

ちらにしても高校生ぐらいでいい作家に出会うというのはそこそこ幸せなコト

かもしれません。


ちなみに『レキシントンの幽霊』に入っている『トニー滝谷』は宮沢リエさん

主演で映画化され、単館系で上映中のようです。

映画「トニー滝谷」公式HP
 
03-04(金)

予報通り・・・

明け方から降り始めた雪が5センチぐらい積もって、まだ降り続いています。

私の住んでいるところは、毎年三月はじめになごり雪が降って冬が終わります。

今日は、ラッキー☆なことに年休を入れてあったのでお休みです。

先日、ネットで購入した村上春樹さんの『沈黙』を読みながらまったりします。
 
03-02(水)

「偶然の祝福」 小川洋子著  角川文庫


お手伝いのキリコさんは私のなくしものを取り戻す名人だった。それも息を荒らげず、恩着せがましくもなくすっと―。伯母は、実に従順で正統的な失踪者になった。前ぶれもなく理由もなくきっぱりと―。リコーダー、万年筆、弟、伯母、そして恋人―失ったものへの愛と祈りが、哀しみを貫き、偶然の幸せを連れてきた。息子と犬のアポロと暮らす私の孤独な日々に。美しく、切なく運命のからくりが響き合う傑作連作小説。



<感想> ★★★☆☆

『博士の愛した数式』で久しぶりに小川洋子さんの作品を読んで、あやしい

雰囲気に触れたくなって購入しました。

本書は著者とイメージの重なる「私」を主人公にした7つの作品からなる連作

短編です。私は一番目の「失踪者たちの王国」が気に入りました。タクラマカ

ン砂漠、絨毯、未亡人の伯母、嘔吐袋、ひとさらい・・・・。あやしい要素がいっ

ぱいです。三番目の「キリコさんの失敗」は、珍しくのほほんムードですが後半

に作品は、小川洋子ワールドにどっぷり浸かっています。

ちなみに解説は川上弘美さんでした。
 
03-01(火)

「地球のはぐれ方」 東京するめクラブ (村上春樹・吉本由美・都築響一) 文藝春秋

<内容>

 好奇心全開の「東京するめクラブ」(村上春樹・吉本由美・都築響一)

近場の秘境、魔都、パラダイスを徹底探検。

  ・魔都・名古屋に挑む

  ・62万ドルの夜景もまた楽しー熱海

  ・このゆるさがとってもたまらないーハワイ

  ・誰も(たぶん)知らない江ノ島

  ・ああ、サハリンの灯は遠く

  ・清里ー夢のどんづまり            (本書帯より)
            
<感想>  ★★★★★

いゃ~おもしろかったっす! 基本的には旅行記です。

ちょっと高め(2,000円税別)ですが、カラー写真も満載で村上春樹ファンでは

ない方はもちろんの事、普段あまり本を読まない方も充分楽しめると思います。

東京するめクラブの行先は「なんで今さら・・・」「どうしてそんなところへ」

という場所です。いずれの旅先でもするめクラブの3人がそれぞれ原稿を書き、

最後には座談会が催されています。私のお気に入りは、名古屋、江ノ島、サハリン。

名古屋に関しては「食材編」と「文化編」に別れていて多くのページが割かれ

ています。名古屋研究(?)にも役立つし、愛知万博に行かれるご予定の方はお

読みなってから行かれると名古屋を10倍楽しめると思います。

「つまらない町をなんとかおもしろがろうとする努力」

とあとがきで都築響一さんが書いていますが、本書の魅力はそれに尽きます。

どこに行ってもラブホにこだわる「東京するめクラブ」隊長の村上春樹さん

には、ラブホテル研究の本でも描いて欲しいものです。
 
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